ネトフリのエリート営業美女たちは「豪邸をこう売る」。使える英語、9フレーズ


新しいコミュニティでも、スマートに挨拶を


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2019年3月にハリウッドで開催されたセリング・サンセットのローンチ・パーティ(Photo by Rochelle Brodin/Getty Images for OPPENHEIM GROUP)

今回はシーズン1のフレーズに注目した。同番組は、クリシェルがオッペンハイム不動産に入社するところから始まる。

学校も会社も、初日は肝心である。いまやオンラインで入社式や初出勤日を迎える人が多いかもしれないが、自己紹介や簡単な感想を伝えるタイミングは変わらずあるだろう。

第1話では、クリシェルが緊張しながら社長のジェイソンとブレッド、4人のエージェントの女性たちにオフィスで挨拶をするシーンがある。ジェイソンが「Welcome to the team, Chrishell」と言ったあと、クリシェルは次のようにチームに挨拶した。 

Thank you guys so much, I appreciate it. I am so excited to join.
(みなさんありがとうございます。一緒に働くのが楽しみです)

緊張しやすい場面だからこそ、いつでも言えるように覚えておきたいフレーズだ。クリシェルの入社の挨拶を聞いていた同僚のクリスティンは、番組が進むにつれてクリシェルとの関係が悪化する。第1話のこのシーンの時点で、クリスティンは既にクリシェルのことをあまり歓迎していない。今後の二人の複雑な展開は、番組の醍醐味となる。

「ちょっといいですか」上司に相談したい時


オフラインでもオンラインでも、仕事中に上司や同僚に少し相談事をしたいとき、どのように声をかけるとスマートだろうか。第4話では、クリシェルが担当していた不動産の取引が中止となり、オフィスでうかない顔をしながらジェイソンに相談するシーンがある。

クリシェル:Do you have a second?
(少しいいですか?)

ジェイソン:Yes, go ahead.
(どうぞ)

このフレーズはパーティーやディナーなど、交流の場でも使える便利で失礼のない言い回しだ。このあと、ジェイソンはクリシェルにほかのソリューションはないのかと聞き返す。最善を尽くしたがどうすることもできなかったと主張するクリシェルに対し、ジェイソンは厳しく指摘し指導する。ジェイソンの仕事ぶりは、アメリカの起業家を代表するようなスマートさとクリティカルさだ。

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セリング・サンセットのメンバーたち。左から社長のブレット・オッペンハイム、ブランドン・レッグ、ヘザー・レイ・ヤング、一番右が社長のジェイソン・オッペンハイム。社長二人は双子の兄弟だ(Photo by Rodin Eckenroth/Getty Images)

留守番電話、スムーズに要件を伝えるには


いざ英語で取引先に電話をするとなると、顔を見ながら話すオンラインミーティングより緊張する人もいるのではないだろうか。第4話ではクリシェルが顧客に担当物件について音声メッセージを残すシーンがある。これも覚えておくと便利なフレーズだ。

・Hi, It is 【名前】, I am calling to you let you know that 〜【要件】
(こんにちは〇〇です。〜を伝えたくてご連絡しました)

・I need to talk to you about 【要件】, so just call me back when you can. Thanks.
(〜について話したいことがありますので、ご都合のよろしいタイミングでおかけ直しください)

筆者も過去に何度か取材先に英語で電話をしたことがある。電話だと相手の顔が見えなかったり電波の不具合が心配になったりで緊張してしまうかもしれないが、落ち着いて話すとスムーズに会話できたことを記憶している。ほかにも、番組には女性エージェントたちが電話で顧客と話すシーンが多くある。スマートな話ぶりはどれも参考になるため、注目だ。
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文=裵麗善/Ryoseon Bae 編集=石井節子

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