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ネトフリのエリート営業美女たちは「豪邸をこう売る」。使える英語、9フレーズ

2019年3月、カリフォルニア。セリング・サンセットのメンバーたち。左からクリスティーン・クイン、ダヴィーナ・ポトラッツ、ヘザー・レイ・ヤングと他キャスト(Photo by Rodin Eckenroth/Getty Images)

Netflixの人気コンテンツの一つに、米国の高級物件のみを扱う不動産会社に注目したリアリティ番組がある。その名も「セリング・サンセット〜ハリウッド、夢の豪華物件〜」だ。

ロサンゼルスで富裕層向けの豪邸を売買する、オッペンハイム不動産という会社が実際に存在する。対象物件は、壮大な庭やプール、おしゃれなインテリアが特徴的な、アメリカならではの豪邸。購入を検討するセレブたちが登場し、その贅沢さから視聴者たちも非日常を味わえる。

本稿では、不動産会社が舞台のこの番組を通して、ビジネスシーンで使える英語フレーズを紹介したい。筆者が留学していた頃、単語帳に書かれた英単語やフレーズを使うよりも、リアリティ番組やドラマ、バラエティで実際に使われていたフレーズを使ったときの方がうまく伝わったのを記憶している。

たまに教授に「どこでそんなこなれた表現を覚えたの?」と笑いながら感心されたこともあるほどだった。単語帳で学ぶより、ドラマの方が実用的な英語をシチュエーションに合わせて学べるため、記憶にも残りやすい。特に、セリング・サンセットのようなリアリティ番組は、ドラマよりも私生活やビジネスシーンで使う自然な表現が盛りだくさんだ。

これまで、緊張感高まるビジネスシーンで、適切な英語がうまく出てこずもどかしい思いをした経験がある人もいるのではないだろうか。実際に番組で使われていた表現を通して、頻出英語を頭に入れておきたい。

美しすぎるエリート集団、壮絶な過去も


セリング・サンセットの人気の秘密は不動産会社で働く、容姿端麗で個性的なエージェントの女性たちだ。番組のメインとして登場する新入社員のクリシェル・スタウスは、女優として活躍していたが、キャリアアップを目指して一念発起し不動産の世界に飛び込んだ。

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クリシェル・スタウス。2015年11月7日、ハリウッドにて(Shutterstock.com)


持ち前の明るさと社交性、優しさで、入社後すぐに会社にも馴染む。幼少期は家庭が貧しかったことから、一時期ホームレスだったことも番組で明かしている。仕事に対する積極性と謙遜的な姿勢から、シーズンを重ねるごとにエージェントとして成長する過程を見ることができる。

クリシェル以外にも、番組には複数名の女性エージェントが登場し、みな仲介業のスキル、自信、モデル顔負けの容姿を持ち合わせており、番組でも華麗な仕事ぶりを見せている。不動産が売れた時、「Fantastic」と満足げに笑う彼女たちの表情を見ると、アメリカのキャリアウーマンに憧れるような気持ちになる。

また、女性エージェントの中でも最も成果を出しているメアリーは、不動産の購入を検討する顧客に対して「We do need to move on it quickly if you do want it(もし購入を真剣に検討しているなら、早めに動いたほうがいいですね)」(第5話より)と、余裕を見せた営業テクニックをカメラの前でもおじけず披露している。後日、クライアントから電話がきて無事取引を成立する。

カクテルパーティーに派手な結婚式、ライフとワークを全力で楽しむメンバーそれぞれの人生を覗けるのも、番組の魅力の一つだ。現在はシーズン4まで公開されており、回を重ねるごとに女性たちの人間関係が複雑になっていくのも特徴だ。


オッペンハイム不動産 社長、ジェイソン・オッペンハイムのインスタグラムより
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文=裵麗善/Ryoseon Bae 編集=石井節子

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