ビジネス

2022.01.12 07:30

広がるか、アバターを使った無人接客。小売テック最先端


高品質ホルモンを低価格で24h無人販売


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恵比寿にオープンした「naizooホルモンショップ」(画像提供:ニュートファンダス)

恵比寿にオープンした「naizooホルモンショップ」も24時間営業の無人販売を採用している。一見すると雑貨屋のようなポップな店内には瞬間冷凍のショウチョウやテッチャン、ミノなどのホルモンが並ぶ。黒毛和牛ホルモンの専門卸問屋と提携し、無人販売という形態で人件費を削減することでスーパーには出回らないような鮮度の高いものを低下価格で購入できる仕組みを取っている。

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店内の様子(画像提供:ニュートファンダス)

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鮮度の高いホルモンが販売されている(画像提供:ニュートファンダス)

支払いの際は、カウンターに設置されているiPadからメニューを選択し、クレジットカードや交通系ICカードにて決算する。防犯対策としては、ウェブカメラによる監視を行っているという。

無人営業にすることで人件費を削減し、販売価格を下げることで高品質なものを低価格で提供できる仕組みが人気の秘訣だ。

コンビニ大手、ファミマ無人店舗のいま


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2021年3月31日に開店した「ファミマ!!サピアタワー/S店」(画像提供:ファミリーマート)

ファミリーマート(東京都)は、無人決済店舗の開発を進めるTOUCH TO GOと2月に資本業務提携を締結。2024年度末までに無人販売店を1000店舗に拡大するという。

ファミリーマートの無人店舗は、棚に設置されたカメラやセンサーで利用者の行動を追跡し、手に取った商品を記憶するほか、棚に戻したものも記録されている。商品を持ってセルフレジの前に行くと商品名と金額が自動的にディスプレイに表示され、現金や電子マネーで支払うことができるのだ。

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棚にはカメラやセンサーが設置されている(画像提供:ファミリーマート)

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商品名と金額が自動的にディスプレイに表示される(画像提供:ファミリーマート)

支払いが確認できない場合は、ゲートが開かず外に出られないようになっている。無人店舗といっても、商品補充などの管理スタッフは駐在する。セルフレジもリモートで監視できるようになっており、アルコールを販売する際は年齢確認を行う。また、カメラやセンサーで利用者の行動を追跡することから、店内に入れるのは最大10人までとなっている。

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支払いが確認できない場合は、ゲートが開かず外に出られないようになっている(画像提供:ファミリーマート)

コロナ禍により、無人店舗ビジネスの多様化が加速している。無人店舗にすることによって、スタッフの目を気にする事なく買い物できたり、気兼ねなく来店できたりとそれぞれのコンセプトにあった方法で取り入れることで人件費を削減する以上のメリットがあるといえるだろう。今後も非接触型のビジネスの展開に目が離せない。

文=アステル 編集=石井節子

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