この宝石は、12日にスリランカ西部のホラナの宝石採掘場の所有者の家で展示され、仏教の僧侶のグループによって祝福された。
この宝石を所有する政府機関のGIRは、中東の買い手候補からの100万ドル以上のオファーをすでに拒否したという。GIRは、この宝石の価値を1億ドル(約114億円)と見積もっているが、国際機関による認証はまだ行われていない。
スリランカの鉱山は、主に小規模で伝統的な方法で採掘されているが、米国宝石学会によると、スリランカでは1964年から2014年の間に推定200万個の採掘坑が掘られたという。
アジアの女王は、約3カ月前にスリランカで最も豊かな宝石生産地のひとつであるラトゥナプラ市の近くで発見された。ラトゥナプラでは以前、250万カラットのスター・サファイアのクラスターが発見され、その価値は最大1億ドルとされた。
2014年には、392カラットのスリランカ産サファイアがクリスティーズのオークションにかけられ、1700万ドル以上で落札された。「ブルーベル・オブ・アジア」と呼ばれるこの石は、オークションで落札されたサファイアの中で史上最高額を記録していた。
310キログラムの「アジアの女王」からは、1カラットの婚約指輪を150万個以上作れるという。スリランカは古来から宝石の産地として知られ、14世紀のマルコポーロの旅行記でも絶賛されていた。