世界最大規模のデータベースサービスを提供するオラクルは、9日の市場終了後に、11月30日までの3カ月間の業績を発表した。売上高は6%増の103億6000万ドル(約1兆1800億円)で、アナリスト予想の102億1000万ドルを上回った。しかし、同社は12億5000万ドルの純損失を計上した。
オラクルの株価は、10日の上昇の前に、年初から約39%の上昇となっていた。エリソンの資産は、2020年の年末には882億ドルだったが、今回の決算発表の直前に1206億ドルにまで上昇していた。
エリソンの資産は、テスラの株価の上昇の恩恵も受けている。テスラの取締役を務める彼は現在、約150億ドル相当のテスラ株を保有している。
オラクルの会長兼CTOのエリソンは、1977年にボブ・マイナーとエド・オーツらと共同で同社を設立した。彼はオラクルの株式の約35%を保有している。同社の広報担当者は、フォーブスからのコメントの要請に応じていない。