限界を設ける考えを克服し、起業家として活躍する方法

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それでは、自分に限界を設けるこうした心理状態はどのように克服できるのだろう?

「毎日、あなたの疑念が誤りであることを証明することが大事だ。感じていることではなく、真実や事実に焦点を当てること」とデルガド。

自信をつけるもう一つの方法は勢いを利用することだ。「他者にとっての資産になればなるほどあなたの成長が加速する」とデルガド。最初の顧客を持つことが2人目の顧客につながり、そこから成長を続けられる。

3. 基盤を構築する


デルガドは、顧客の基盤構築を支援する上で4つのステップを用いている。それは、感謝、成長、目標、品格で、それぞれ毎日実践する必要がある。

感謝に関しては、日記に毎日少なくとも何か1つ書き込むこと。成長に関しては、学習と自己啓発に焦点を当てる。品格に関しては、自分を高めるためその日何を手放すべきかを自問する。目標に関しては90日の時間枠で取り組もう。

4. 正しく目標を設定する


目標を達成するには、短期的に取り組むのが最善だ。1年後など遠過ぎる目標を立てると、集中力を維持して目標を達成することがはるかに難しくなる。デルガドは、目標の時間枠を90日にして取り組むよう助言している。短い時間枠であればより楽に集中力とやる気を維持できるため、諦めることがなくなり前進を感じられる。

5. 楽しむ


デルガドは「最高のアイデアは仕事ではなく、遊びから生まれる」と述べた。自分がしていることから離れて代わりに楽しい経験をすることが、アイデアを思いつく最善の方法となる場合もある。

完全に没頭でき、自分の事業について能動的に考えないで済むこと実践しよう。散歩する、自分を安全地帯から押し出してくれる何かをする、友人とボードゲームをするなど、幸せになれるものなら何でもよい。

その活動だけに集中し、好きなことに没頭することで得られる効果を最大限享受しよう。一度の楽しい経験からアイデアを強制的に出そうとせず、ただ自然に物事が進むようにする。

ここで、デルガドからの最後の知恵を紹介する。彼女は次のように述べた。

「私の祖父は私にかつて『誰もが今日を終えたわけではないのだから、追い求めているものを達成すべきだ』と語った。今日という1日を最後まで終えられないとすれば、あなたはその1日に何をするだろうか?」

翻訳・編集=出田静

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