テイラー・スウィフトの「歌詞盗用」問題が再燃、裁判へ

テイラー・スウィフト(Dimitrios Kambouris/Getty Images)

テイラー・スウィフトの2014年のシングル「Shake It Off」の歌詞が盗用だと主張する訴訟で、連邦判事はスウィフト側の申し出を退け、この件を陪審裁判に持ち込むと宣言した。12月9日、ビルボードが伝えた。

この訴訟は、ソングライターのショーン・ホールとネイサン・バトラーが起こしたもので、彼らが女性グループ3LWに提供した2001年の楽曲「Playas Gon’ Play」の歌詞の一部を、スウィフトが「Shake It Off」で盗用し、著作権を侵害したと主張している。

カリフォルニア州のマイケル・フィッツジェラルド連邦地裁判事は9日の判決文で、2つの曲の歌詞に「著しい類似性」があると述べた。スウィフト側の専門家は、歌詞の類似性について強く否定しているが、判事は、「彼らの意見を過度に信用する気にはならない」と書いた。

「Shake It Off」のサビには、“the players gonna play, play, play, play and the haters gonna hate, hate, hate, hate, hate”という歌詞が含まれており、ソングライター2人はこれが彼らの楽曲「Playas Gon’ Play」の“Playas, they gonna play/ And haters, they gonna hate”という部分の盗用だと主張している。

フォーブスはスウィフトの代理人にコメントを求めている。

ショーン・ホールとネイサン・バトラーは2017年にスウィフトを訴えたが、この訴えは2018年にフィッツジェラルド判事によって棄却されていた。判事はその当時、問題の歌詞は 「著作権法による保護を受けるには、あまりにも短く、独創性がなく、創造性に欠ける」 と述べていた。

しかし、2019年に控訴裁判所がこの判決を覆し、訴訟はカリフォルニア州の地方裁判所に差し戻された。スウィフトは今年7月、この訴訟を破棄させるために、専門家の分析を追加した新たな書類を提出していた。

編集=上田裕資

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