「フレンドリーな接客」も魅力のひとつ
アパートメントホテル「MIMARU」は2018年2月、上野で一軒目が開業され、現在は東京、大阪、京都に19施設を展開している(2021年11月現在、2施設のみ休館中)。
約40平米からの広い客室にキッチンやリビング・ダイニングスペースを備え、「自宅のように自由に過ごせる」という旅のスタイルが外国人観光客を惹きつけ、Tripadvisorの「旅好きが選ぶ! 外国人に人気の日本のホテル2020」ではトップテンに2施設が選出された。
スタッフも外国人が多く、いわば「おもてなし」より「フレンドリーさ」が「MIMARU」の接客の魅力でもある。
プレミアムルームのベッドルーム
宿泊するゲストの8割は、小学校低学年児童を含めた家族世帯だという。そんな彼らの声や要望をもとに、「MIMARU SUITES」は誕生した。時間や場所を限定しない働き方やワーケーションの普及も含め、コロナ禍で一層多様化するライフスタイルに合わせて、より広い客室にリビング・ダイニングとベッドルームを分け、プライベート空間を確保したのである。
代表取締役社長の藤岡英樹は言う。「これまでのホテル業界、宿泊業界になかったものを、提供できたという思いです。新しいハード、親しみのある接客、日本の観光をより面白くするサービスをぜひ堪能していただきたい」。
代表取締役社長の藤岡英樹氏。「MIMARU SUITES 京都四条」玄関前で
子連れファミリー、複数世帯、友人同士での旅行は、数日続くともなると、就寝時間の違いや、ひとり時間の確保が問題となってくる。都市部でこのようなニーズに応える「MIMARU SUITES」に期待したい。