機密性の高いコンテンツを隠すことができる「ロックされたフォルダ」は、当初はグーグルのPixel端末のみで利用可能だったが、すべてのアンドロイド端末で利用可能になった。
このフォルダに格納された写真やビデオは、Googleフォトのアルバムや共有アイテム、自動的に生成される「思い出」に表示されなくなる。また、インスタグラムなどの他のアプリで利用できなくなる。
多くのユーザーは、すでにグーグルからこの新機能の通知を受け取っているが、アプリのメイン画面で「ライブラリ」→「ユーティリティ」の順にタップすると確認できる。利用できる場合、この機能は「ライブラリを整理する」と書かれたセクションに表示される。iOSへの対応はまだアナウンスされていない。
Googleフォトの主な利点の一つは、すべてのコンテンツをクラウド上に安全にバックアップできることだ。しかし、ロックされたフォルダ内のアイテムは、クラウド上に保存されない。
このフォルダに移動したアイテムはクラウドから消去され、デバイス上にのみに存在することになる。つまり、端末のデータを消去したり、端末を紛失した場合は、永遠にアクセス不可能になるのだ。
また、新しいデバイスに乗り換えてアプリやデータをコピーする場合も、ロックされたフォルダのアイテムはコピーされないので注意が必要だ。
人に見られたくない写真をこっそり持っておきたい人は、クラウド上に暗号化したデータを保管できるsync.comやpCloudなどのサービスのほうが便利かもしれない。