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2021.12.09 18:00

SmartHR宮田昇始がCEO退任発表 自ら綴ったその理由

SmartHR CEO 宮田昇始(提供=SmartHR)

SmartHRのCEO宮田昇始が8日、突如退任を発表した。2022年1月1日付で、現CTOの芹澤雅人がCEOに就任する。

同社は今年、計156億円の資金調達を行い、ユニコーン企業の仲間入りを果たした。Forbes JAPANの今年の起業家ランキングでも1位を獲得し、スタートアップの顔にもなったCEOの宮田が、いまその座から退くのはなぜか。

その理由を綴った宮田のブログを、一部編集のうえ紹介する。


ひさしぶりのブログです。この度、株式会社SmartHRの社長を退任することにしました。

退任の理由や、今後の私の役割、新社長について等をまとめたブログを書いたので、よければ最後まで読んでいってください。

社長を退任します


2013年1月から、約9年間続けてきたSmartHRの社長を退任することに決めました。退任の理由は後で詳しく書きますが、まずは結論から。

・社長を2022年1月1日で退任します
・新CEOは現CTOの芹澤さんです
・取締役として会社に残り、自ら新規事業をやります
・肩書は「代表取締役CEO」から「取締役ファウンダー」に変わります。

詳細はこちらのプレスリリースをご覧ください。

退任を考えたきっかけ


退任を考え始めたきっかけは「会社の成長にあわせて起きる環境の変化に、適応し続けることが難しくなった」と感じるようになったからです。

過去の自分を振り返って自己評価すると、会社が10名のとき、50名のとき、100名のとき、コロナ禍に突入した200名のときの私は「Great」なCEOだったなと思います。

しかし、この1年の300名から500名に増えるフェーズでは「Good」すら獲れていないと思います。

いまSmartHRの経営が絶好調なのは、2〜3年前の意思決定や行動のおかげであって、この1年くらいの自分は、会社の未来に大きな貢献ができているとは思えなくなりました。

社員数が500名を超え、これから1000名、2000名の会社に成長していくことを考えると「SmartHR社のCEOを次世代にバトンタッチしたほうがいいのでは?」と、今年の春ごろから考えるようになりました。
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編集=露原直人

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