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2021.12.08

世界の影響力ある女性ランキング、マッケンジー・スコットが首位に

左から、カマラ・ハリス、マッケンジー・スコット、クリスティーヌ・ラガルド(Photos by Getty Images)

フォーブスは7日、今年で18回目となる「世界で最も影響力のある女性100人」のランキングを発表した。今年は過去17年で15回にわたり首位となっていたアンゲラ・メルケル独首相の退任に伴い、米アマゾン・ドット・コム創業者ジェフ・ベゾスの元妻で慈善家のマッケンジー・スコットが首位に立った。

スコットは離婚により、ベゾスが保有していたアマゾン株式の4分の1を取得。以降、総額86億ドル(約9800億円)を慈善事業に寄付しており、寄付額は今年だけで27億ドル(約3100億円)に上る。

スコットは記録的なペースで寄付を続けており、寄付先の選定についても完全な主導権を握っている。寄付金は「ひも付き」ではなく、対象組織が使い道を自由に決められる点も重要だ。こうしてスコットは、大富豪が慈善事業に対して行う寄付の在り方に革命を起こしている。

2位に入ったのは、米国の歴史上最も高い地位にまで登り詰めた女性政治家であるカマラ・ハリス副大統領。3位は、国際通貨基金(IMF)のクリスティーヌ・ラガルド専務理事となった。日本からは、女性初の日本銀行理事となった清水季子が55位、東京都の小池百合子知事が59位に入った。

以下は、今年の「世界で最も影響力のある女性」ランキング上位10人の顔触れ。

1位 マッケンジー・スコット(米国/慈善活動家)
2位 カマラ・ハリス(米国/政治家)
3位 クリスティーヌ・ラガルド(フランス/政治家)
4位 メアリー・バーラ(米国/実業家)
5位 メリンダ・フレンチ・ゲイツ(米国/慈善活動家)


メリンダ・フレンチ・ゲイツ(Aurelien Meunier/Getty Images)

6位 アビゲイル・ジョンソン(米国/銀行家)
7位 アナ・ボティン(スペイン/銀行家)
8位 ウルスラ・フォンデアライエン(ドイツ/政治家)
9位 蔡英文(台湾/政治家)
10位 ジュリー・スウィート(米国/実業家)


台湾総統 蔡英文(Carl Court/Getty Images)

翻訳・編集=遠藤宗生

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