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2021.12.07 16:30

韓国発の暗号通貨「ルナ」が時価総額ランキング10位に急浮上

(c)Terra LUNA

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韓国のソウルに本社を置くテラフォームラボの暗号通貨「ルナ(Luna)」は、CoinGeckoのデータで現在、暗号通貨市場の時価総額ランキングで10位に急浮上している。
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ビットコインをはじめとする暗号通貨の価格は、大規模な急落に襲われたが、ルナの価格は急上昇を遂げ、時価総額は人気のミームコインである柴犬コインやドージコインを上回っている。

CoinGeckoによると、テラフォームラボのルナは12月6日朝(米国時間)の時点で、61.05ドルで取引されており、5日の最高値の77.73ドルからは20%近く下落したが、過去7日間で22%上昇している。

ルナの時価総額は、約236億ドル(約2.7兆円)に跳ね上がり、ドージコインを抜いて10番目に価値の高い暗号通貨になっている。
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ルナの価格が急上昇したのは、2日間で3000億ドル以上もの価値が消えた暗号通貨市場の大規模な暴落の中でのことだ。

ルナは、他の資産に依存しない上位20位までのトークンのうち、2つのみの暴落を免れたトークンの1つで、現在16位のポリゴンのMaticも先週7.8%上昇していた。しかし、主要な暗号通貨の大半は10%以上の下落を記録した。

世界で最も価値のある暗号通貨で市場の40%近くを占めるビットコインの価格は、この7日間で16.8%下落しており、イーサ(7.5%減)、バイナンスのBNB(9.9%減)、ソラナ(10.5%減)、カルダノ(19.5%減)、XRP(21%減)、ポルカドット(28.6%減)も急落している。

暗号通貨は不安定な資産として知られており、ビットコインやイーサリアムなどの市場の最上位に位置するものであっても、乱高下と無縁ではない。ビットコインは、数週間前に史上最高値の6万9000ドル強をつけたが、現在は4万7600ドル前後で取引されている。

急落のかなりの部分が先週に発生したが、ポルカドットやソラナを含むトップテン圏内の暗号通貨のいくつかは、この24時間で10%以上も値を下げている。今回の暴落は、新型コロナウイルスのオミクロン変の出現を受けて、株式市場や暗号通貨市場に動揺が広がったのを受けてのものとされている。

編集=上田裕資

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