2日、「フォーブス・ヘルスケア・サミット」でのインタビューで語った。コスロシャヒは、ウーバーはこの5年間、患者の医療体験の向上に役立つ「ツールセット」や能力の構築をひそかに進めてきたと説明した。ウーバーはこれまでに、医療保険会社や医療機関のほか、薬局と連携した処方箋配達サービス手がける企業などと関係を拡大してきている。
コスロシャヒは「医療はオムニチャンネルにならなくてはならない」と強調。「人々がどこにでも行け、何でも得られるようにする手助けをする」のがウーバーの基本的なミッションだとしたうえで、患者側が利用しやすいように医療機関などが仕組みをつくり変えることもあと押しできるとの認識を示した。
また、ウーバーの果たせる役割は「より多くの人が医療サービスを利用できるようにすること」にあると述べ、それを進めるには医療業界側と緊密に協力する必要があるとも続けた。
ウーバーは、患者の情報が医療機関と医療保険会社、ライドシェア企業の間で情報が交換される際にプライバシーが守られるように、「医療保険の移植性と責任に関する法律(HIPAA)」に準拠したサービスの構築を進めている。さらに、ウーバーのアプリを利用していない患者向けにテキストメッセージサービスも提供しているほか、各種サービスを20言語で利用できるようにもしている。
ウーバーはソフトウェア会社のスクリプトドロップ(ScriptDrop)と提携し、処方箋の宅配事業にも進出。スクリプトドロップは薬局チェーンと協力して医薬品配送プラットフォームを整備しており、今後、ウーバー経由で薬局から処方箋などを宅配してもらえる人が増えるとみられる。
コスロシャヒは、消費者はオンデマンドサービス全般について求めるものが変わってきているように、「医療機関についても求めるものが変わってきている」との見方を示し、ウーバーと医療業界が協力してオムニチャンネルの構築を進めていく必要があると強調した。