ライフスタイル

2021.12.13 10:00

ハイパフォーマンスx海 魂を揺さぶるコラボレーションがスタート

リューズをぐっと押し込むレバーにもBRABUSのロゴがさりげなく入る。ケースやベゼルの素材「カーボテック」は、カーボン複合素材で、切削時に縞模様が現れる。


コラボレーション第一弾となる「サブマーシブル S ブラバス オプス エディション」は、2020年にリリースしたブラバスのプレジャーボート“ブラック オプス”をイメージしている。
全体のトーンをブラックでまとめ、エンジニアリングの粋であるムーブメントはスケルトン化。これはパネライ初の自動巻き式スケルトンムーブメントであり、ブラバスのロゴの後ろ側にマイクロローターがセットされている。ケースに使用したカーボテックという特殊素材は、ボートの船体にも使用される素材だ。
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そしてこのブラバスとのコラボレーションは、時計の開発だけにはとどまらないと、ジャンマルク・ポントルエは考えている。

 
ケースバックはシースルー式になっており、動力ゼンマイを巻き上げるマイクロローターや3日間のパワーリザーブ表示が見える。

「パネライが所有するクラシックヨットのアイリーン号は、お客様のおもてなしやイベントを開催する役割を担っています。また、ルナ・ロッサを通じてヨット競技とも関わってきました。そしてブラバスとの協業により、技術的な部分でより深くプレジャーボートの世界に入っていくことになります。例えばパネライだけではボートの開発はできませんが、ブラバスと組めばボートの開発に関わることができるようになるでしょう。
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さらに一緒にイベントをすることも考えています。パネライはエクスペリエンスという体験付きの時計を発表していますが、ブラバスとのエクスペリエンスを企画しており、その発表は2022年の3月に開催される時計イベントWatches & wondersを予定しています」

パネライは、時計だけでなく、プレジャーボートの世界を通じて、パネライが愛してきた海の世界を深く探究していくことになる。ちなみにブラバスの船体にはパネライのデジタルウォッチを搭載するが、ゆくゆくは機械式時計を搭載したいと考えているとのこと。パネライ×ブラバスのコラボレーションがどう進化していくか、楽しみは増える一方だ。

異業種とのコラボレーションのメリットは、異なる目線を得ることで新たなイノベーションを引き出すことにある。パネライはブラバスとのコラボレーションを通じて、海との繋がりをさらに深めようとしている。

 
サブマーシブル S ブラバス オプス エディション。ブラバスとのコラボレーション第一弾モデル。ケースは47mmとかなり大型で、スケルトンムーブメントには、GMT機能やAM/PM表示なども備える。自動巻き、カーボテックケース、ケース径47mm、300m防水。世界限定500本。561万円。

問い合わせ|オフィチーネ パネライ 0120-18-7110

文=篠田哲生

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