公道でもサーキットでも、ダイナミックな走りを堪能できる特別な「M」──BMW M4 Competition

BMW M4 Competition


ラウンジのようにくつろげるEV




まもなくお目見えの「iX」に注目。BMWがピュアEVの「i3」を2014年に発売したときは衝撃的だった。軽量かつ高強度(かつ高価)のカーボンファイバーシャシーを使い、走行性能も高かった。デザインも個性的だ。この凝ったプロダクトに代わって、2021年中に日本での発売が予定されているのが新世代のピュアEV「iX」。BMWによると「X5の全長および全幅、X6の全高、X7のホイール・サイズ」をもち、特徴のひとつはラウンジのような室内スペースという。

若い世代にとって、クルマは移動手段でなく“居場所”になる、とする自動車メーカーもある。iXでも、室内で快適に過ごせることが強調されているのが、実に興味ぶかい。もちろん、走行距離やパワーなど、BMWに期待する内容はあるだろう。かつてモータースポーツイメージの「M」で成功したように、着眼点のいいマーケティングと製品開発の成果としてのiXを早く体験してみたい。

photographs by Tsukuru Asada(MILD) text by Fumio Ogawa edited by Tsuzumi Aoyama

この記事は 「Forbes JAPAN No.088 2021年12月号(2021/10/25発売)」に掲載されています。 定期購読はこちら >>

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