第一話:大学中退後に立ち上げたウェブサービスから「美容知識ゼロ」のスキンケア事業に乗り換えた理由
第二話:自社のブランド力は、フリマアプリで分かる
──2020年10月にビジョンを「世界のメンズビューティーをアップデートする」に改訂されました。
2013年にバルクオムというブランドを立ち上げた当初から「メンズスキンケアブランド世界シェアNo.1」というのが我々のビジョンであり、目的でした。投資家の皆様はもちろんのこと、ユーザーの皆様にも「世界No.1の会社になる」というのをお約束してきたのです。
そのゴールは変わらないまま、会社のフィロソフィーをブラッシュアップしました。
いままでビジョンであった「メンズスキンケアブランド世界シェアNo1」はフィロソフィーでいうと上から2番目の位置付けであるミッションとなり、ミッションを達成することで実現したい最上段のビジョンを「世界のメンズビューティーをアップデートする」と制定したのです。
アジアでは男性スキンケア市場もそれなりに盛り上がってきていますが、地球全体単位だとまだまだ選択肢が少なく、男性の美容に関する感度も低いままです。そんな世界を変えていきたいと思っています。
さらにフィロソフィーの3番目としてビジョンを実現するための行動規範である「BULKHOMME THE SPIRITS」を2つ定めました。
1つめは「LEAN(リーン)」。最小限のアクションでファクトを積み上げて、仮説の精度を高めていくという意味です。
2つめは「DEFINE(ディファイン)」。いつまでに何をするのかなど、何事も明確にするという意味です。
会社として目指す大きな結果は、毎日のタスクの積み上げの先にあります。この2つのSPIRITをもとに、ミッションを達成し、ビジョンを実現していきたいと思っています。