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ゼネラルモーターズ(GM)は、2025年までに車両の電動化に350億ドル(約4兆円)を投資する計画で、北米市場向けに20車種、グローバル向けに30車種のEV(電気自動車)を投入しようとしている。

その実現に向けてバッテリーやモーターなどの主要部品の垂直統合を進めるGMは、韓国の鉄鋼大手ポスコ傘下の化学メーカー、「ポスコケミカル」と合弁会社を立ち上げ、バッテリー材料の工場を建設すると発表した。

EV用のリチウムイオン電池は、正極、負極、セパレーター、電解液の4つの主要部品で構成されており、正極はリチウムを含む様々な材料を混ぜ合わせた正極活物質(CAM)をアルミ箔に塗布して作られる。GMとポスコケミカルは共同で、そのCAMを製造する。

現状でほとんどのリチウムイオン電池の正極には、コバルトが含まれているが、GMは同社のUltiumセルのために、コバルトの含有量を約80%削減した正極を開発し、最終的には、コバルトを使用しないことを目指している。

ポスコは、すでにGMと韓国のLGエナジーソリューションの合弁会社のアルティウムセルズ(Ultium Cells LLC)に、正極材と負極材の両方を提供する契約を結んでいる。アルティウムセルズの最初の工場は、オハイオ州ロードスタウンにあり、2022年に量産を開始する。

GMとポスコの合弁会社は、北米に新たなCAMの工場を建設し、2024年の生産開始を目指している。この工場が稼働すれば、アルティウムセルズの最初の4つ工場に必要なCAMのほとんどを供給可能になるという。

合弁会社のCAM工場は、他の施設で生産されたバッテリーの原材料を、セルの生産に必要な混合物に加工する。GMは、独自のリチウムの確保にも乗り出しており、7月に「カリフォルニア州の死海」と呼ばれるソルトン湖でリチウムの採取に取り組む企業のControlled Thermal Resources社への投資を発表した。

編集=上田裕資

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