同リストでは、世界中の各業界に革新をもたらしている30歳未満の人物を20分野からそれぞれ30人、計600人選出。今年は初めて、自らを移民と考える人の数が全体の4分の1近くに達した。出身国はアルバニアやバハマ、バングラデシュ、エチオピア、ガーナ、グアテマラ、レバノン、オマーン、パキスタン、パナマ、フィリピン、サウジアラビア、シリアなど58カ国に上る。
20分野の内訳は、アート/スタイル、教育、エネルギー、金融、飲食、ゲーム、医療、ハリウッド/エンターテインメント、製造/工業、マーケティング/広告、メディア、音楽、小売り/商取引、科学、社会的影響、ソーシャルメディア、スポーツ、消費者テクノロジー、企業向けテクノロジー、ベンチャーキャピタル。
リスト作成に当たり、審査員としてタレント・モデル・起業家のタイラ・バンクスや歌手・女優のマイリー・サイラス、米カウボーイ・ベンチャーズ共同創業者のアイリーン・リー、米自動運転車企業ウェイモのテケドラ・マワカナ共同最高経営責任者(CEO)ら、各分野のエキスパートを起用した。
今年の30アンダー30に選出された主な顔触れとしては、女優のミランダ・コスグローヴ(ハリウッド/エンターテインメント)、歌手のジャック・ハーロウとオリヴィア・ロドリゴ(いずれも音楽)、アメフト選手のダック・プレスコット(スポーツ)がいる。
フォーブスは同時に、過去に30アンダー30に選ばれた後、自らの企業を上場させたり、保有資産10億ドル以上の「ビリオネア」となったり、業界で革新的な道を切り開いたりといった成功を収めた人々をたたえる「30アンダー30ホール・オブ・フェーム」を発表。この殿堂入りを果たした面々には、マイリー・サイラスや、音楽配信大手スポティファイ創業者のダニエル・エクCEO、出会い系アプリ大手バンブル創業者のホイットニー・ウルフ・ハードCEO、投資アプリ大手ロビンフッド共同創業者のブラド・テネフとバイジュ・バットが含まれる。
今年の「30 UNDER 30」リストはフォーブス英語版サイトで公開されている。