上位5校は順に、スタンフォード大学、カリフォルニア大学バークレー校、コーネル大学、イェール大学、カリフォルニア大学ロサンゼルス校となっている。上位10校にランクインしたほかの5校は、ハーバード大学、マサチューセッツ工科大学、カリフォルニア大学デービス校、プリンストン大学、デューク大学だった。
11位から20位は順に、ウェルズリー・カレッジ、南カリフォルニア大学、ポモナ・カレッジ、コロンビア大学、ペンシルベニア大学、ライス大学、カリフォルニア大学サンディエゴ校、カリフォルニア工科大学、カーネギーメロン大学、ノースウェスタン大学だ。
合計38の大学・カレッジを対象にしたこの最新ランキングは、次の5つの基準をもとに評価された。それは、「多様性」「包摂性」「持続可能性(サステナビリティ)」「健康と心身の幸福(ウェルビーイング)」「言論の自由に関する方針」だ。
Degree Choicesが「進歩的」と評価を下すうえで用いたのは、複数の公的データだ。それらは、米国教育統計センター(NCES)、米教育省、北米の高等教育機関を対象としたサステナビリティ評価システム(STARS)、自然保護団体シエラクラブなどから収集された。また、大学やカレッジがウェブサイトで公開している関連方針も考慮されている。(情報開示:筆者はDegree Choicesサイトにときおり寄稿している)。
多様性の評価基準は次の4点だ:
・学生と職員の民族的な多様性
・性別的な多様性──学生ならびに職員の男女比率
・地理的な多様性──在籍している学生の出身地
・各大学内におけるLGBTQ+を対象にした支援と組織の有無
多様性で最多スコアを獲得したのはカリフォルニア工科大学だ。それに続き、ニューヨーク大学、カリフォルニア大学バークレー校、同ロサンゼルス校、コロンビア大学が高評価を得た。
包摂性は、経済的な視点から進学のしやすさを判断したもので、次の2点を基準に評価された:
・低所得世帯の学生にとっての進学のしやすさ──低所得世帯の学生向けの学費支援をすべて見込んだうえでの授業料の平均額
・学資援助──大学が学部生を対象に支給する補助金や奨学金の平均額
包摂性で1位になったのはデューク大学で、イェール大学、スタンフォード大学、プリンストン大学、ウィリアムズ・カレッジが続いた。