──リンダさんが提唱されている「Social Pioneers(社会的開拓者)」であり続けるためには、常に強い意志を持ち続ける必要があるはずです。途中で諦めず、社会的開拓者であり続けるためにはどのような考え方が必要なのでしょうか。
「Social Pioneers(社会的開拓者)」は、「自分は人生のどのステージにおいても新しい生き方を模索することができる。伝統的な生き方に縛られることなく、あらゆる自分の物語の可能性を信じていい」という考え方の持ち主です。
こうした考え方を持ち続けるために、自分のアイデンティティーと、自分自身がどうなりたいかを明確にしてください。
『ライフ・シフト2』は、それについてお話しをする機会だと思って形にしたものです。この本では、アイデンティティーの変化についても述べましたが、これは決して自分自身のことだけではなく、コミュニティーやネットワークの変化という意味も含めて書きました。
多様なコミュニティやネットワークの中に身を置くことは、様々なロールモデルに出会うことにもつながります。例えば、自分には不可能だと思っていたことを、身近な人が達成する場面を見ると勇気がもらえますよね。
意識的に強い意志を持とうとするのではなく、自然と勇気がもらえるような環境に身を置くことも重要なのではないでしょうか。
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