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I cover young people doing big things

(c) LTK

インフルエンサーのコンテンツから商品を直接購入できるマーケットプレイスを運営するLTK(本社・米テキサス州ダラス)は22日、ソフトバンクグループの投資ファンド「ソフトバンク・ビジョン・ファンド(SVF)」から3億ドル(約340億円)の出資を受けたと発表した。既存の小売りモデルが根底から破壊(ディスラプト)されつつあることをうかがわせるディールだ。

共同創業者のアンバー・ベンズ・ボックス社長(34)はSVFによる出資について、消費者の間で、センスや価値観がすばらしいと思っている人の投稿から、直接その商品を買いたいという欲求が強まっていることを裏づけるものだと説明する。

LTKでは、「クリエーター」と呼ぶインフルエンサーが、自分の制作した動画や写真などのコンテンツに商品購入用のリンクをタグ付けできるようにしている。フォロワーがそれをクリックして購入すると、クリエーターにアフィリエイト収入が入る仕組みだ。

LTKには現在15万人超のクリエーターが参加。従業員約350人のLTKは彼らと、5000社を超える小売企業や100万にのぼるブランドとの橋渡しをしている。LTK側はコンテンツから一定の手数料を得ている。

ベンズ・ボックスは「当社はクリエーターコマース・プラットフォームの創始者です。世界のどんな小売り体験にも引けをとらない買い物体験を、クリエーター自身が提供できるようにすべきだというのが当社の考えです」

LTKは9月に「rewardsStyle」と「LIKEtoKNOW.it」という2つのプラットフォームを統合して立ち上げられた。ベンズ・ボックスによれば、プラットフォーム上でのブランド側の年間売上高は30億ドル(約3400億円)を超え、うち約10~25%がインフルエンサー側に支払われている。

LTKのクリエーターはほとんどが女性で、米中西部のママ、ヒジャブで髪を覆った都会派の女性など、さまざまな人がファッションやビューティー、フィットネス、ホームといったカテゴリーの商品を紹介している。ベンズ・ボックスによると、これまでにクリエーター130人あまりがこのプラットフォームを通じて資産額が100万ドル(約1億1000万円)を超えるミリオネアになったという。

編集=江戸伸禎

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