私の2つ目の事業が低迷していたとき、私は状況を変えようと週に100時間働いた。しかし、それはうまく行かなかった。私はただ疲れ果て、大事な人と過ごす時間を持てなかっただけだった。
コツはより多くの時間を費やすのではなく、有効的な時間の利用法を学ぶことだ。私は現在、仕事に費やす時間の上限を週35時間と厳しく定めている。
こうすれば、何に取り組むかを非常に厳しく選択するよう強いられ、会社の目標に直接貢献しない作業は誰かに委託したり取りやめたりすることになる。私は明確に定義された制限を設けることでやる気が持て、重要なものに集中できる。
2. 燃え尽き症候群の兆候を認識する
燃え尽き症候群は、上司から多くの負担を課され、拘束的な会社組織の中で苦しむ従業員だけの問題ではなく、自営業の人の間でも一般的だ。しかし、起業家は非難する対象が自分しかいない。
自分の労働生活を真の意味で制御することは、仕事よりも他の部分を優先することを意味する。これは、大半の人にとって斬新な考え方だ。燃え尽き症候群は知らぬ間に広がる大きな問題なので、この教訓はスタートアップ経験の初期に習得するのが最善だ。燃え尽き症候群に捕まる段階までくると、弱り過ぎて断固たる行動を取れないかもしれない。
そのため用心深く行動すること。圧倒され意気消沈し、やる気がないように感じられるときには、より長時間みっちりと働くというわなにはまらないこと。状況を認識し、一旦停止して休息を取り、反省・再評価をしよう。
3. 骨組みを持つこと
人が起業に引かれる主な理由の一つが(特に現在の環境では)、自分の時間を管理できる自由と力にあることを、私たちはこれまでに理解している。しかしこれには不都合な真実がある。まさにこうした要素により生産性が損なわれ、私たちは目的もなく漂ってしまいかねない。
大半の人は、やる気を維持し順調に物事を進めるため、また皮肉ではあるが自由を最大限活用するために骨組みが必要だ。つまり、骨組みを持つよう強いられていない起業家は、自分自身で骨組みを作る必要がある。
デスクトップのカレンダーを予定表に変えたり、目標を設定したり、物事を終わらせるよう強いる切迫感を作るため意図的に締め切りを作ったりしよう。タイマーやストップウオッチを作業スペースに加えることが効果的かもしれない。