1位に輝いたのは、21年6月の資金調達で企業価値が推定1731億円となりユニコーンの仲間入りを果たしたクラウド人事労務ソフトのSmartHR・宮田昇始。2位には「製造業のポテンシャル解放」を目指し、板金・機械加工や加工部品の受発注プラットフォームを手がけるキャディの加藤勇志郎。3位は建設業向けの施工管理クラウドのアンドパッド・稲田武夫がランクインした。BEST10は次の通り。
起業家ランキング2021 BEST10
1位 宮田昇始(SmartHR)
2位 加藤勇志郎(キャディ)
3位 稲田武夫(アンドパッド)
4位 石山 洸(エクサウィザーズ)
5位 稲田大輔(atama plus)
6位 橋本 舜(ベースフード)
7位 家入一真(CAMPFIRE)
8位 赤川隼一(ミラティブ)
9位 十河宏輔(AnyMind Group)
10位 米良はるか(READYFOR)
また、TOP20にランクインした起業家は次の通りだ。
日本の起業家 TOP20 (順不同)
會田武史(RevComm)
河瀬航大(Photosynth)
谷郷元昭(カバー)
中尾 豊、中川貴史(カケハシ)
深山陽介(Sparty)
平良真人(THECOO)
袴田武史(ispace)
鮄川宏樹(モンスターラボホールディングス)
平野未来(シナモン)
菊池 亮、水野敬志(ファストドクター)
過去のランキングでは、フリマアプリ「メルカリ」を運営するメルカリの山田進太郎(2015〜2017年1位)や、印刷や物流などのシェアリングプラットフォームを運営するラクスルの松本恭攝(2018年1位)などの起業家が選出されている。21年4月に時価総額2545億円(初値ベース)で東証マザーズへ上場した会員制転職サイト「ビズリーチ 」を手がけるVisional(ビジョナル)・南壮一郎など、ランキング入賞後に上場を成し遂げている起業家も多い。
評価委員会では業界を代表する12名が審査
(写真上段左から)谷家衛・あすかホールディングス、仮屋薗聡一・グロービス・キャピタル・パートナーズ、伊佐山元・WiL、百合本安彦・グローバル・ブレイン、田中仁・ジンズホールディングス、千葉功太郎・個人投資家 / Drone Fund、鑓水英樹・JIC Venture Growth Investments、赤浦徹・インキュベイトファンド、松本恭攝・ラクスル、南場智子・ディー・エヌ・エー、小泉文明・メルカリ、南壮一郎・Visional
「日本の起業家ランキング2022」は、評価委員会を開催した2021年9月22日時点で未上場のスタートアップの起業家が審査対象。今年も例年と同様に「グローバルで活躍できるか」「時価総額1000億円を超えられるか」「成功への時間軸を重視した事業の実績・成長性」「経営者・経営チームの成熟度」「社会課題解決に取り組んでいるか」の5点を選定基準に選出した。
ランキング評価委員会には、以下の13人にご参加いただいた。
ランキング評価委員会
谷家衛(あすかホールディングス)
仮屋薗聡一(グロービス・キャピタル・パートナーズ)
伊佐山元(WiL)
百合本安彦(グローバル・ブレイン)
田中 仁(ジンズホールディングス)
千葉功太郎(個人投資家 / Drone Fund)
鑓水英樹(JIC Venture Growth Investments)
赤浦 徹(インキュベイトファンド)
松本恭攝 (ラクスル)
南場智子(ディー・エヌ・エー)
小泉文明(メルカリ)
南壮一郎(Visional)
<アドバイザー>
大櫃直人(みずほ銀行)
11月25日発売の「Forbes JAPAN」2022年1月号では、上位受賞者のインタビュー記事や200社を網羅した2022年版「日本のスタートアップ図鑑」などを掲載。「新たなフェーズ」に突入した日本のスタートアップ・エコシステムの全貌が見えてくる「新・日本のスタートアップガイド」決定版として、内容盛りだくさんでお送りする。