マッチ・グループは会社の規模がバンブルよりもはるかに大きく、進出している国も多いという違いはあるものの、Tinderがおさめた実績によってバンブルは「求められる基準が上がった」とカーペンターは言う。
ただ、カーペンターは、バンブルの株価へのダメージは「行き過ぎている」との見方も示す。Bumbleアプリの第3四半期の売上高は1億4250万ドル(約160億円)と前年同期から39%増え、バンブルの全体の売上高は2億100万ドル(約230億円)と市場予想を上回った。これを踏まえ、バンブルは2021年通期の売上高見通しを上方修正している。
また、バンブルの第3四半期の最終損益は1070万ドル(約12億円)の赤字だったが、赤字幅は前年同期の2280万ドル(約26億円)から縮小した。ただ、赤字幅は市場予想の470万ドル(約5億4000万円)よりはかなり膨らんでいる。
カーペンターは、バンブルの株価は「バリュエーションの観点からみるとかなり割安になっている」とし、人々はもっとお金を使ってもよいという姿勢なので、経済の再開が進むにつれてバンブルの株価も持ちなおすとの見通しを示している。