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バンブルのホイットニー・ウォルフ・ハード最高経営責任者(Getty Images)

女性主導のマッチングアプリ「Bumble(バンブル)」などを運営する米バンブルは今月、多くの投資家に振られてしまった。

バンブルが10日に発表した2021年第3四半期(7〜9月)決算の内容は、一部の投資家を浮足だたせ、同社の株価は20%超下落した。その後も売りが広がり、バンブルの株価は今年2月の新規株式公開(IPO)以来の最安値をつけた。

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その結果、創業者のホイットニー・ウォルフ・ハード最高経営責任者(CEO)も資産を2億ドル(約230億円)超減らした。現在32歳のウォルフ・ハードは、好調な滑り出しだった上場により女性起業家では世界最年少のビリオネアになったが、現在の資産額は10億ドル(約1100億円)をわずかに上回るほどとなっている。

投資家がハンブルを(少なくとも現時点では)敬遠している理由は何なのか。

バンブルは第3四半期、Bumbleと米国外で人気のもう一つのマッチングアプリ「Badoo(バドゥー)」などを合わせた有料ユーザー数が287万人となり、前の四半期の293万人から減少。ユーザ数の成長が落ち込んだのは上場後初めてだ。とくに不振だったのがBadooで、ユーザー数は前の四半期から8%超減り、売上高は前年同期比で3%減った。

ウォルフ・ハードは決算発表の席で「Badooはパンデミックがなお大きな課題となっている多くの市場で運営されている」と述べ、落ち込みの背景には米国外での新型コロナの影響があると説明した。それに加えて、アンドロイド端末で発生した決済の不具合も響いたとしている。

だが、マッチングアプリ銘柄の動向を綿密に追っているJPモルガン・チェースのアナリスト、コーリー・カーペンターは、より気がかりなのは、バンブルのコアブロダクトであるBumbleのほうだと指摘する。Bumbleの第3四半期の有料ユーザー数は8万7000人増と予想されていたのに対し、実際は6万人増にとどまったからだ。

競合アプリと比べると不振がさらに際だつ。米マッチ・グループが運営し、ウォルフ・ハードの古巣でもあるマッチングアプリ「Tinder(ティンダー)」は、第3四半期の有料ユーザー数が80万人増と過去最大の伸びを記録した。

編集=江戸伸禎

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