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2021.11.23 12:30

【11月第3週資金調達まとめ】世界最大のVRイベント提供のHIKKYが65億円調達


アイ・グリッド・ソリューションズ


調達額:16億8600万円
調達先:伊藤忠商事
備考:他引受先を含む

エネルギーマネジメントシステム「エナッジ」などを運営する企業。

「エナッジ」は、電力ビッグデータを元にAIがその日の電力使用量を予測し、各事業所に合わせた省エネ行動をアドバイスするエネルギーマネジメントシステムだ。

6000店舗以上の省エネノウハウを有する同サービスは、AIが電気の使い方を予測して顧客に最適な省エネアクションを提案。

これにより、全事業所のデータ一元管理、省エネ行動定着で全体使用量を3%〜6%削減できる。

2021年11月には、伊藤忠商事などを引受先とした第三者割当増資により、16億8600万円の第三者割当増資を実施。

今回の資金調達により、伊藤忠商事との更なるアライアンスを強化し脱炭素社会実現に向けた次世代電力(VPP)分野の事業を強化・推進する予定だ。

Splink


調達額:11億2000万円
調達先:ジャフコグループ / 三菱UFJキャピタル / 博報堂DYホールディングス / 東京海上日動火災保険
備考:その他個人投資家を含む / 博報堂DYホールディングスは資本業務提携

認知機能測定ツール「CQ test」や脳ドックプログラム「Brain Life Imaging」など、ブレインヘルスケア事業を手がけるスタートアップ。

「CQ test」は、健常段階からの脳の状態を早期から把握し、気づきを促す認知機能測定ツール。

Cognitive Quontientスコア(CQスコア)で、簡単・簡便・短時間に複数認知ドメインを定量化している。

「Brain Life Imaging」は、記憶や学習の中枢を司る海馬を脳MRI画像からAIで測定する脳ドック用プログラム。

加齢と共に変化する脳の形態の現在の状態と経年変化を可視化し、受診者目線のレポートを提供している。

2021年11月には、ジャフコ グループ、東京海上日動火災保険、三菱UFJキャピタル、博報堂DYホールディングス、個人投資家を引受先とした第三者割当増資を実施。

今回の増資により引受先とのシナジーを活用することで製品化や事業化を加速するとしている。

Catalyst Data Partners


調達額:10億円
調達先:KADOKAWA / 講談社 / 集英社 / ポプラ

精度の高いマーケティングを可能とする「DB WATCH」の販売とサポートを手がけるスタートアップ。

「DB WATCH」は、全国のTSUTAYAの購買データと、Tカード利用者の属性データとを連携し、商品、購買層、エリア、期間など様々な切り口で購買状況を分析し、データを可視化するシステムである。

その他にも、リテールソリューションズでは、宣伝販促・市場マーケティング・人材・レジシステム導入などの課題に対してTカードのデータを活用したマーケティングシステムとTSUTAYAの店舗運営で培ったノウハウを活かして、それぞれのお店に合わせたソリューションを行う。

2021年11月、KADOKAWA、講談社、集英社、ポプラ社を引受先とする資金調達を実施。

調達した資金の大半は、構造的な課題を抱える出版界において、適法かつ適切に、出版社、書店、取次各社のデータを連携し、オープンにシェアすることによって、出版業界における課題解決および各社の新規事業への活用促進に取り組む。

文=STARTUP DB

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