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米国の大学やカレッジでは、2020年から2021年にかけての年度中、在籍していた外国人留学生の数が15%減少した。これは、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のパンデミックが猛威を振るったことに伴った影響だ。新規の留学生数はさらに大きく減り、2020年秋学期は46%も少なかった。これらは、米NPO国際教育研究所(IIE)と米国務省が発表した「Open Doors」最新リポートで明らかになった数字だ。

2020年度に外国人留学生の数が減少したことで、米国の大学やカレッジに在籍する留学生の総数は、2014年以来で初めて100万人を割った。現在は91万4000人だが、この数字には、自国に住みながら、米国の大学やカレッジが行うオンライン授業を受けている留学生も含まれている。

しかし、同リポートの序文は、明るいニュースも伝えている。2021年度の秋学期には、外国人留学生が米国に戻りつつあるという。

在籍する留学生についての調査に回答した米国の大学とカレッジによると、2021年秋学期に入学した留学生は、前年秋学期と比べて68%増加した。IIEと高等教育関連9組織が実施した調査によれば、留学生総数は4%増加している。

2020年度に留学生数が減少した傾向は、すべての学位や、すべての高等教育機関タイプに及んでいる。

・学部生として在籍していた留学生は、全体で34%減少。
・大学院生として在籍していた留学生は45%減少。
・学位取得ではなく、おもに英語の習得を目的にした留学生は、マイナス76%と大幅減。

すべての高等教育機関タイプで留学生数が減ったが、減少率はまちまちだ。

・留学生が最も大きく減ったのは2年制カレッジだ。これは、2年制カレッジへの入学者が全般的に大きく減ったことを反映している。2年で準学士号を取得できるタイプのカレッジでは、留学生の数が24%減少した。
・修士号を取得できる大学やカレッジでは、留学生が23%減少。
・学士号が取得できる大学やカレッジでは、留学生が14%減少。
・博士号が取得できる大学やカレッジでは、留学生が13%減少。

米国で学ぶ留学生の出身国および地域のトップ5は次のとおり。

・中国:35%(留学生全体に占める割合)
・インド:18%
・韓国:4%
・カナダ:3%
・ブラジル、ベトナム、台湾、サウジアラビア:それぞれ2%

上位3カ国はどれも、留学生の減少率が2ケタだった。中国はマイナス15%、インドはマイナス13%、韓国はマイナス21%だった。

翻訳=遠藤康子/ガリレオ

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