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Getty Images

最新のテクノロジーを備えたスマホのカメラは、景色を撮ったり、自撮りをする以外にも、隠しカメラを検出できることが明らかになった。

これを可能にするのは、最新のスマホに搭載されているToF(Time of Flight)センサーだ。ToFセンサーは、レーザーを物体に照射し、反射して戻ってきた反射光を分析することで撮影した画像の深度を計測し、カメラの設定を最適化している。アップルはiPhone12とiPhone13のProモデルにこのセンサーを搭載しており、サムスンはGalaxy S20+に搭載した。

シンガポール国立大学と韓国の延世大学の研究チームは先日、スマホのToFセンサーを用いて隠しカメラを発見するテクノロジーについての論文を発表した。レーザーがカメラのレンズに当たると、通常とは異なる反射が発生するが、研究者らはこの特性を利用し、隠しカメラを約90%の確率で検出する LAPD(Laser-Assisted Photography Detection)と呼ばれるシステムを開発し、それをアプリ化した。



隠しカメラが発見される件数は、以前に比べて大幅に増えている。例えば、エアビーアンドビーにはここ数年、多くの利用者から隠しカメラに関する苦情が寄せられている。数ドル程度で販売される隠しカメラは、クマのぬいぐるみから目覚まし時計やUSB充電器まで様々なものに設置されており、見つけるのは非常に困難だ。

研究チームの一人であるSriram Samiは、ニュースサイトThe Registerに次のようにコメントした。「攻撃者はどこにでも隠しカメラを設置することが可能で、一般市民は無防備だ。だからこそ、我々はこの仕事をしているし、隠しカメラの検知がより一般的になることを願っている」

Samiは今後、LAPDのソースコードを公開する予定という。

編集=上田裕資

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