アデルの新作の再生回数は、テイラー・スウィフトに大差で敗退

アデル(Cliff Lipson/CBS via Getty Images)

英国の女性シンガー、アデルの6年ぶりのスタジオアルバム「30」は、11月19日にリリースされたばかりだが、特にスポティファイで大きな注目を集めている。彼女の4枚目のアルバムは、瞬く間に巨大な再生回数を獲得し、女性シンガーの作品としては、最も成功したものの一つとなっている。

スポティファイによると、アデルの「30」は、発売初日に全世界で6070万回の再生回数を記録した。これは女性シンガーの記録に残る数字だが、テイラー・スウィフトが約1週間に達成した、リリース初日の最高記録には届いていない。

スウィフトの30曲入りの新作アルバムの「Red (Taylor’s Version)」は、11月12日の配信初日に9080万回のストリーミング再生を記録し、今回のアデルの記録を3000万回以上も上回っていた。さらに、スウィフトが昨年、サプライズでリリースしたアルバム「Folklore」も、初日に8060万回の再生回数を記録していた。

音楽業界のデータを集計するChart Dataによると、アデルの「30」は、スポティファイの女性アーティストのアルバムの初日の再生回数のランキングで、6位に位置している。5位以内には、スウィフトの3枚のアルバムに加え、アリアナ・グランデの「Thank U, Next」(7000万回)とオリビア・ロドリゴの「Sour」(6300万回)が入っていた。



アデルは今回のアルバムで、スポティファイにおける女性シンガーの最高記録を達成できなかったが、1日で6000万回以上の再生回数を記録したことは、世界中のファンが「30」を待ち望んでいたことを示している。

「30」からはすでに先月発売されたシングルの「Easy On Me」がヒットとなったが、このアルバムから新たなヒット曲が生まれることも期待できそうだ。

編集=上田裕資

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