翌朝よく寝たと言える「舌筋トレ」「自作タオル枕」など7つの方法

安眠の大敵・いびきを防ぐ「舌筋トレ」

短い時間でも深く眠る「濃縮睡眠」。“ぐっすり眠った〜!”を実現するために、前回は“入眠前の3分ツボ押し”を紹介した。

今回は、「濃縮睡眠」を妨げる“いびき”や“自分に合ってない枕問題”などを改善し、より濃く眠るための7つの方法を伝授!

教えてくれたのは……

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松本美栄◎睡眠セラピスト、睡眠デトックス・姿勢美矯正サロン「プロスパービューティー」オーナー、一般社団法人濃縮睡眠協会代表理事。「睡眠の変化から人生の豊かさをより感じられる人を増やす」ことを目標にサロンでの施術のほか、企業での講演やセミナーも行う。これまでに延べ5000人以上の睡眠に関する悩みを解決してきた。顧客にはビジネスパーソンも多い。

“入眠前の3分ツボ押し”に加え、自分のライフスタイルに取り入れやすいものから、1つでも良いのではじめてみよう。

1. 安眠の大敵・いびきを防ぐ「舌筋トレ」


いびきは呼吸が浅くなり、脳と体に酸素が届いてない酸欠状態とイコール。大いびきには睡眠関連呼吸障害という病名までついているほど。

肥満や口呼吸などの要因もあるが、舌の筋肉のゆるみが原因のことも多いので、まずは、筋肉を鍛える舌筋トレにレッツトライ!

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頭を上に向け、舌をまっすぐ上に伸ばし、6秒キープ。続けて、舌をできるだけ大きく6回まわす。最後に頭を上に向けたまま、舌先が喉の奥につくように舌を折り返し、6秒キープ。1日3セットを目安に。

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「口の内側をなぞるようにぐるりと1周させる舌回しもおすすめです。外出時にもマスクの下でこっそりとできる上、顎まわりの筋肉もたくさん使うので小顔効果も期待できますよ。右回し・左回しと各3回ずつ行ってみてください」


2. 浅い眠りの解消に「1分呼吸法」が効く


交感神経を高めてしまい、眠りの質を下げる要因にもなる浅く早い呼吸は、忙しく働くオーシャンズ世代に多いのも特徴だ。寝る前はもちろんのこと、日中も気付いたら深呼吸を心掛けてみよう。

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6秒かけて息を吸う。3秒息を止め、10秒かけて息を吐く。3回繰り返す。

「血圧、体温調整、内臓などを司る自律神経の働きの中で、唯一、自分でコントロールできるのが呼吸です。

忙しいライフスタイルでは、どうしても交感神経優位に傾きがちですが、ゆったりとした深呼吸は心身を落ち着かせる効果があります。深呼吸で自律神経のバランスを整えておくことが、『濃縮睡眠』には大切です」。

3. 「積極的仮眠」をすべし


午後のパフォーマンス向上に、短めの仮眠が有効という話を耳にしたことがある人も多いだろう。突然訪れる眠気を我慢しながら仕事をしても効率は上がらない。集中力を維持するためには適度な脳の休息が有効だ。「濃縮睡眠」の妨げとなる脳疲労も緩和することができる。

眠くなる前に仮眠を取ることがポイントだが、やり方を間違えてしまうと逆効果になってしまうので要注意。
次ページ > 積極的仮眠のルール

写真=HGプランニング 取材・文=今富夕起

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