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ビジネス

2021.11.20

世界トップ企業にグローバル教育を指導した日本人女性が説く、「日本の勝ち方」

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谷本:「異文化マネジメント」を軸に研修を積み重ね、数多くの経験と知識をお持ちの渥美さんが唱える「グローバリゼーション」の真の定義についてはどのようにお考えですか?

渥美:ここでまず私が申し上げたいことは、「インターナショナリゼーション(国際化)」と「グローバリゼーション」とは区別して考えなければならないということです。インターナショナルは、国と国との関係を中心にした「国」単位、グローバルは地球を丸ごと一つの単位として世界全体を把握する発想、視点、動きということです。グローバリゼーションが持つパワーは、内から拡張して行く力、つまり自国から外に出て他の国々と関りを持ちながら拡大する力=Expansionと、宇宙から見た地球と言う微細な存在の認識、つまり考えられないほど広大な宇宙の中に無数に存在する天球の一つが地球であるという理解が同時に存在するところにあり、言い換えれば、「時間軸」と「空間軸」の両方からものごとを捉える必要があるということだと思います。



谷本:グローバリゼーションを理解するには、いわゆる「グローバル教育」というものが当然必要となってくると思いますが、グローバル人材に求められる資質についてはどのようにお考えですか?

渥美:まず、何よりも「総合能力+オリジナリティ+スピード+行動」が求められると思います。さらに言えば、総合能力の中には「マトリックスを駆使して全体を最適化する力」「戦略思考」「企画力」「付加価値を付ける力」「次世代モデルを考え出す力」「グローバルなコミュニケーション力」が含まれています。

そして、今はまさに従来の学校教育や企業の新入社員教育は「21世紀型グローバル教育」に切り替えることを余儀なくされています。さらに、ここで私が特に強調して申し上げたいのは、日本が一流の国際プレーヤーであり続けるためには「日本のDNAを磨き、日本発の日本型グローバル育成を目指すこと」が何よりも大切だということなのです。つまり、民族の伝統である日本のDNA軸と世界共通の価値軸の両者を兼ね備えた人が真のグローバル人材になり得るのではないでしょうか。
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文=賀陽輝代

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