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Photo by Tayfun Coskun/Anadolu Agency via Getty Images

フェイスブックが社名を変更し、「メタバース」への注力を宣言して以来、今日のインターネットに取って代わる可能性のある仮想世界のコンセプトに大きな関心が寄せられている。モルガン・スタンレーは、この動きが投資家に巨大なチャンスを与えると考えている。

投資銀行のモルガン・スタンレーによると、メタバースの獲得可能な市場規模は8兆ドル(約910兆円)で、次世代のソーシャルメディアやストリーミングサービス、ゲームのプラットフォームになる可能性が高いという。

「当社は、メタバースが既存のデジタルプラットフォームと同様に、初期の段階で主にオフラインのプロダクトの広告とEコマースのプラットフォームとして運営されると予想している」と、同社のアナリストのブライアン・ノワク(Brian Nowak)は述べている。

この分野でモルガン・スタンレーが最も評価している株式銘柄は、他でもないメタ(旧フェイスブック)で、その理由として同社が次世代版のソーシャルネットワークを構築するために数十億ドルの投資を行っているにもかかわらず、「コアビジネスの成長力と強力なフリーキャッシュフロー」を維持していることを挙げている。

ゲームとVR関連株に上昇期待


モルガン・スタンレーはまた、3月に上場したZ世代の若者に人気のゲームプラットフォーム「ロブロックス(Roblox)」を高く評価している。ロブロックスは、4700万人のデイリーアクティブユーザーと強力なマネタイズアルゴリズムを、メタバースの広告やEコマースに活用できるという。

さらに、グーグルの親会社のアルファベットやスナップチャットの運営元のスナップなどのVR(拡張現実)に注力する複数の企業の株が、メタバースのコンセプトの導入が進むことで恩恵を受けることになると、モルガン・スタンレーは述べている。

また、ゲーム業界で最も広く使用されている開発エンジンであるUnityの運営元のユニティソフトウェアも、メタバースのコンテンツ制作を支援するポジションにつくと考えている。

フェイスブックは10月末にメタ(Meta)というブランド名に変更し、ヘッドセットやスマートフォンからアクセスできる仮想世界で人々が仕事をしたり、遊んだり、交流したりする「メタバース」にフォーカスすると宣言した。メタバースはまだ大部分が概念的なものではあるが、その可能性は無限であり、人々の交流方法に革命をもたらす様々な仮想世界の出現が期待されている。

この分野ではフェイスブックが先行したが、マイクロソフトやディズニーなどの複数の企業がメタバースへの投資を開始している。

編集=上田裕資

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