糖尿病対策に、血糖値が上がりにくい軽食やおやつ

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食物繊維が豊富な軽食、おやつ


糖尿病の人は、炭水化物をなるべく食べないほうがいいと思っているかもしれない。しかし食物繊維は、炭水化物の一種でありながら、血糖値の急上昇を防ぎ、腹持ちがよく、定期的な便通を促してくれる。一部のデンプンや単糖とは異なり、消化されにくいので、血糖値を急上昇させないのだ。

食物繊維が豊富に含まれた食品は、消化器官を通過するのに時間がかかるので、満腹感が長続きする。医学誌「The New England Journal of Medicine」で発表された研究によると、2型糖尿病の患者が、食物繊維の豊富な食生活に切り替えたところ、コレステロール値が低下し、血糖値も正常に近づいたという。

セロリやニンジンといった生野菜と、フムスやナッツバターという組み合わせは、おいしい軽食になる。キムチやピクルス、ザワークラウトといった漬物類を食べれば、プロバイオティクスの摂取量が増える。ただし、塩分が強い場合は、ほどほどにしよう。

・セロリ
・リンゴかナシ
・ニンジン
・枝豆
・ベリー類
・キムチ、ピクルス、ザワークラウト
・パプリカ

手軽で歯ごたえのある軽食、おやつ


ちょっと小腹が空いたときは、エアーポップ・ポップコーン(油を使わず熱風だけで弾けさせたポップコーン)がお勧めだ。電子レンジで作るバターたっぷりのポップコーンよりも低脂質でおいしい。全粒粉でできたおやつを選ぶことは、より健康的な食生活に切り替える簡単な方法だ。

・プレッツェル
・ポップコーン
・全粒粉クラッカー
・手作りグラノーラ

翻訳=遠藤康子/ガリレオ

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