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ハードウェア及び半導体メーカーについて執筆

「自撮りドローン」として話題なLily



中国メーカー、DJIの躍進ぶりを見れば、ドローンが巨大ビジネスになりつつあるのは明らかだが、大半の消費者にとっては、まだ縁遠いデバイスかもしれない。

そんな中、手軽に扱える「自撮りドローン」として話題なのがLily。自動操縦でユーザーの頭上を飛行し、HD画質のビデオカメラでジョギングや登山中の姿を撮影してくれる。カリフォルニア州メンローパークに本拠を置くスタートアップ企業、Lily Roboticsによると、彼らは「DJIのようなドローンメーカーと張り合うつもりはない」という。

「僕らのライバルはアクションスポーツカメラのGoProだ」と24歳の共同創業者、Antoine Balaresqueは語る。

「これはロボット工学をカメラに応用した製品だ。Lilyは空飛ぶカメラなんだ」

LilyにはGPSと視覚情報処理を組み合わせた技術が使われ、加速度計やジャイロスコープ、カメラ3台を装備している。追跡やホバリング、離陸、着陸などの基本的な操作にはモバイルアプリを利用。ユーザーが激しく動きまわる際には、カメラをスローモーションに切り替えることも可能。Lilyが誤って建物に衝突しないよう、地図上に飛行禁止区域を指定することもできる。

連続飛行可能時間は約20分。これはDJIのPhantomと同程度と言える。Lilyは現在、500ドルで予約注文を受け付け中で、2016年2月に出荷を始める予定だ。

Lilyは前述のAntoine BalaresqueとHenry Bradlow(23)が共同で設立した会社。二人ともフォーブスが選出する2015年の「30アンダー30」に選ばれている。彼らはカリフォルニア大学バークレー校で知り合い、2013年9月からプロジェクトを開始した。

最初の6ヵ月は主にソフトウェア開発に費やした。その後、ソフトウェアを改造ドローンに組み込んで試したところ、既製のハードウェアでは使えないと気づいた。

「僕らのソフトはダメなハードでは真価が発揮できないと分かった。それからハードの制作に乗り出した」とBalaresqueは言う。

現在、社員5名の同社はこれまでに100万ドルのシード資金を調達。予約注文でいかに需要があるかを示せたら、シリーズAラウンドに移行する。
Lily がドローンとアクションカメラという2つのカテゴリーを融合させたやり方は興味深い。GoProも独自にドローン開発を進めているという噂もある。

「カメラ市場は巨大だ。僕らの5年後の目標は、飛ばないカメラを全て時代遅れにすることだ」とBalaresqueは語ってくれた。

文=アーロン・ティリー(Forbes)/ 編集=上田裕資

 

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