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2021.11.16

【11月第2週資金調達まとめ】建築建材総合検索プラットフォームの丸紅アークログが約7億円調達


Cellid


調達額:5億円
調達先:アクサ生命保険 / エプコ
備考:ほか一般事業会社を含む

ARグラス向けの空間認識エンジン「Cellid SLAM」やARメガネのためのディスプレイモジュール「Cellid Waveguide 60」などを開発するスタートアップ。

「Cellid SLAM」は、空間認識技術により人の移動と環境に関するデータを認識しリアルタイムに3次元地図化したデータを作成するシステム。

同サービスを応用し作業者の3次元位置情報を可視化できるサービス「Position Finder」などを提供している。

「Cellid Waveguide 60」は、対角視野角60度を実現したシースルーディスプレイと約1.2㎤の超小型プロジェクターを組み合わせたARグラス向けのディスプレイ・モジュール。

スマートフォンの次のデバイスとして注目されている。

2021年11月には、アクサ生命保険とエプコ、社名非公開の事業会社1社から5億円の第三者割当増資を実施。累計資金調達金額は約7億円に到達した。今回調達した資金は、ディスプレイ・モジュール研究開発の強化や本格的なマーケティング活動、開発体制の更なる強化などに充てるとしている。

JPYC


調達額:5億円
調達先:Headline Asia(リード) / Circle Ventures / i-nest capital / JPYC従業員持株会
備考:シリーズAラウンド

日本初のERC20自家型前払式支払手段として日本円連動ステーブルコイン「JPYC(JPY Coin)」の発行、販売を行うスタートアップ。

「JPYC」は1JPYC=1円で取引される前払式支払手段扱いの日本円連動ステーブルコインである。

同社は、JPYCの発行・販売により日本におけるブロックチェーンを活用した決済手段と物の取引の活性化を行っている。

2021年11月、シリーズAにおいてHeadline Asia、Circle Ventures、i-nest capital、JPYC従業員持株会を引受先とする約5億円の資金調達を実施。

調達した資金の大半は、JPYC発行体としての安定化、運営力・開発力の強化、第三者型前払式支払手段の取得を目指すとしている。

PocketRD


調達額:4億5000万円
調達先:グローバル・ブレイン(リード) / SMBCベンチャーキャピタル / 大日本印刷 / 講談社
備考:シードBラウンド / KDDI、講談社、大日本印刷と資本業務提携 / グローバル・ブレインはKDDI Open Innovation Fund 3号を通して出資

完全自動でオリジナルアバターの作成ができ、アプリから簡単にカスタマイズすることができるアバタープラットフォーム「AVATARIUM」の提供などを行うスタートアップ。

「AVATARIUM」は、今まで専門的な知識が必要だったオリジナルアバター作成をワンストップで簡単にできるサービスだ。

専用のスキャナで自分の写真を撮影し、自分にそっくりなアバターをつくりことができる。

アバターを使って動画配信やライブ配信、ゲームや仮想空間に出かけることも可能だ。

2021年11月には、グローバル・ブレインをリード投資家とし、講談社、大日本印刷、SMBCベンチャーキャピタルからシードBによる4億5000万円の資金調達を発表。

今回の調達により、「AVATARIUM」と、ブロックチェーン技術を活用したNFT 3DCGマーケットプレイス「Pocket Collection」の開発強化と、資本提携先であるKDDI、講談社、大日本印刷との業務提携による事業推進強化を目指す。

文=STARTUP DB

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