難しい目標設定で幸福度が改善 ストレスが多い時期でも効果

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あなたの最も重要な目標を取り上げ、それが自分の安全地帯の中にあるかどうかを自問しよう。筆者が推奨する評価の段階は次の通り。

1. 目標が安全地帯の中に完全に収まっている(「心配ない。目をつむっていてもできる」状態)

2. 目標は安全地帯の中にほぼ収まっている(「起きてはいるものの、わくわくした状態には程遠い」状態)

3. 目標が安全地帯の外に少しはみ出ている(「興奮、あるいは緊張感のちょっとしたうずきを感じる」状態)

4. 目標が安全地帯の外にある(「しびれを感じ、目が丸くなるような緊張を感じる」状態)

5. 目標が安全地帯をはるかに超えたところにあり、驚いて反応もできない(「非常にビクビクし、反応さえできない」状態)

このテストでは個人的な判断が必要となるが、筆者の調査では最も効果的な目標は4つ目の基準に近いところに収まることが分かっている。1つ目と2つ目は簡単過ぎ、5つ目は難し過ぎる。3はもう少しで、4がちょうどよい場合が多い。

上記の問いに対する答えが1か2の場合、目標をより難しくする必要があることが示されている。締め切りを厳しくしたり、新たなスキルをいくつか学ぶよう自分に強いたり、こうした目標を他のものと組み合わせたりするのもよいかもしれない。答えが5だった場合、その逆を行って目標をもう少し簡単にしよう。

難しい目標を設定する目的は自分をいじめることではなく、潜在能力をよりうまく発揮し、満足度や幸福度などを高めることにある。

翻訳・編集=出田静

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