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Forbes JAPAN Web編集部

提供=ZIPAIR Tokyo

JAL傘下のエアライン「ZIPAIR Tokyo」は12日、東京とロサンゼルス間を結ぶ便の就航を12月25日から開始すると発表した。

北米への運航は、アジアの格安航空会社(LCC)として初。西田真吾社長が掲げてきた悲願である「太平洋を渡るLCC」を実現することになる。

週3便が予定されており、片道料金は、スタンダード席が2万7500円から、フルフラットのプレミアムシートが8万8000円から。6歳以下は定額1万円だ。

ZIPAIRは2020年10月、成田─仁川(ソウル)便でデビューした。乗客2人という苦しいスタートを切ったが、落ち込んだ売り上げを貨物輸送で補填し、コロナ禍を乗り切ってきた。

厳しい経営のなかでも、機内のセルフオーダーシステム導入やウォシュレットトイレの設置など、既存のLCCにはない先進的な取り組みを進めている。

働き方もユニークで、客室乗務員(CA)が経理業務を兼任したり、機内食の食器選定や盛り付けをフードコーディネーターの資格を持つCAが担当するなど、異色の航空スタートアップだ。

すでに、バンコク、ソウル、ホノルル、シンガポール線を開設してきたが、9月から予約数の変化も見られ始め、11月の予約数は9月の6倍だという。米国の入国制限緩和やそれに伴う旅客数の増加も見越し、満を持してロサンゼルス線就航を決めた。

西田社長は成田空港で開かれた発表会で、「日本人の居住数では世界最大の都市。日本や東南アジアの人流や物流の一大拠点」とロサンゼルスを選んだ理由を語った。

またクリスマスの12月25日に決めた理由は、「就航記念日として覚えてもらえるようにこの日にした。仕事を終えたサンタクロースに、当社の便で北欧へ帰るのに使ってもらえたらと思うが、まだご予約はいただいていない」とユーモアたっぷりにコメントした。


関連記事:国内LCC初、米本土へ。航空業界の異端児「ZIPAIR」の挑戦

文=露原直人

LCCJAL

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