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市場とジェネレーションYのお金に関する差し迫った問題に注目

左からCEOのエイプリル・コー、プレジデントのアダム・チェクラウド (c) Spring Health

エイプリル・コーは、イェール大学の学生だったとき、精神疾患の効果的な治療法を探すことがいかにいら立たしくコストがかかるものであるかを身をもって学んだ。

彼女のルームメイトだった親友は摂食障害でさまざまな医師と薬を渡り歩き、結局、休学して治療に専念することを余儀なくされた。コー自身もメンタルヘルスの問題を抱え、適切な治療法を見つけるのに苦労していた。

「メンタルヘルスで最もコストがかかる問題は、試行錯誤です」とコーは話す。

「人々のメンタルヘルスをサポートするとうたうアプリやソリューションは、異常なまでに増殖していました。でも、どのリソースやアプリ、セラピストが自分にとって最適かというガイダンスはありませんでした」

患者と治療法とマッチングさせる良い方法が必要だと確信したコーは、イェール大学の博士課程で研究を行うアダム・チェクラウド(Adam Chekroud)とチームを組んだ。チェクラウドは2016年、機械学習を利用して、患者と治療者とマッチングさせる方法について、査読付き論文にまとめて発表した。同年、ふたりは「スプリングヘルス(Spring Health)」を設立した。コーと親友が直面した問題を、「精密なメンタルヘルスケア」で解決するプラットフォームだ。

それから5年。スプリングヘルスのCEOになったコーと、プレジデントになったチェクラウドは、同社をユニコーン企業へと導いた。スプリングヘルスは2021年9月16日、シリーズCラウンドで1億9000万ドルを調達し、評価額が20億ドルに達したと発表した。

今回のラウンドを主導したのは、ヘルスケア分野の投資を行うキンネビック(Kinnevik)。保険会社のガーディアン・ライフが新規投資家として加わり、既存の投資家であるタイガー・グローバル、リシンク・インパクト、ワークベンチも参加した。

今回の資金調達によって、29歳のコーは、数十億ドル規模のスタートアップを率いる最も若い女性CEOとなった。

翻訳=米井香織/ガリレオ

メンタルヘルス

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