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(c) Luminar

フォーブスが、最も若い叩き上げのビリオネアに認定した、オースティン・ラッセル(26)が率いるLiDARメーカー「ルミナー(Luminar)」が、エヌビディアが開発中の自動運転車向けのプラットフォームにプロダクトを供給しようとしている。このニュースを受けて、ルミナーの株価は11月9日に急上昇した。

エヌビディアは、カリフォルニア州で開催された年次カンファレンスGTCで、自動運転車両に必要なセンサーなどのハードウェアやAI(人工知能)ソフトウェアを含むツールキット「Hyperion 8」を、自動車メーカーに提供することを発表した。このプラットフォームには、高速道路上を自動運転で走行する際のセンシング能力を高めるためのカメラやレーダーが含まれており、ルミナーが開発したロングレンジのLiDARの「Iris」が、2024年に出荷される車両に搭載されることになる。

ルミナーの創業者でCEOのラッセルは、フォーブスの取材に、「このプロダクトの目標は、高速道路などの特定の環境下での自動運転を実現することだ。今回の取り組みが、当社に大きな成長をもたらす機会となることは間違いない」と語った。彼は、エヌビディアとの契約の財務面については明かしていない。

LiDARは、自動運転で走行する車両が、昼夜を問わず周囲の環境を見ることを可能にするテクノロジーで、自動運転車には必須のものとなっている。この分野の初期のリーダーであるベロダイン(Velodyne)は、複数のレーザーを照射することで精緻な点群マップを生成していたが、ルミナーのプロダクトは、低コストのシングルレーザーシステムで、より少ないエネルギーで動作することが可能という。

ルミナーのIrisセンサーは高速道路を走行する車両が、250メートル前方の物体を検出することを可能にするもので、車両1台あたりのコストは500ドルから1000ドル程度という。

ナスダックに上場するルミナーの株価は、9日に一時22%の急騰となり、前日比15%高の20.12ドルで取引を終えた。

ルミナーは、ボルボや中国の上海汽車集団(SAIC)、ダイムラートラックなどの自動車メーカーや、インテルのモービルアイ、Pony.ai、エアバスのUpNext部門などとも契約を結んでいる。

「エヌビディアを顧客にできることは素晴らしい。今回の取り組みで、当社は複数の自動車メーカーにまたがるプラットフォームに参加し、エヌビディアのチームの一員になる」とラッセルは語った。

編集=上田裕資

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