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バーチボックス(Getty Images)

女性向けヘルスケアのスタートアップ、フェムテックヘルス(FemTec Health)が、美容製品サブスクリプション企業のバーチボックスを4500万ドル以上で買収した。バーチボックスを、パーソナライズ化されたウェルネス関連製品に進出させることで、同社を活性化させることを計画している。

フェムテックヘルスは、30万人以上のサブスクリプション登録者に対して、(皮膚テストで収集するデータなどの)個人の健康情報の共有を依頼し、関連するスキンケア、サプリメント、それに避妊薬や妊娠検査キットなどの製品の絞り込みに利用する考えだ。

同社のエグゼクティブ・チェアマンで、生物有機化学の博士号を持つキモン・アンジェリデスは、「顧客が何千点もの商品を見なくてもいいようにするために、我々は情報を収集し、顧客の生物学的特性やライフステージに合わせて商品の提言をおこなう」と言う。

バーチボックス停滞の要因は?


今回の買収でバーチボックスは新たな局面を迎え、共同創業者のカティア・ボーチャンプは最高経営責任者から退くことになる。彼女は、保有株式を売却したのち、戦略顧問としてとどまる予定だ。

バーチボックスは2010年、サブスクリプション・ボックスのパイオニアとして美容製品の提供を開始した。それ以後、サブスクリプション・ボックスという事業形態は、玩具やスナックや書籍など、さまざまな製品に普及したものの、バーチボックスは収益を伴う成長を実現できなかった。

バーチボックス創業者のカティア・ボーチャンプ
バーチボックス創業者のカティア・ボーチャンプ(Getty Images)

2018年には、株式の過半数を、既存投資家のバイキング(Viking)に1500万ドルで売却。これは、かつてはアクセル、ファーストラウンド・キャピタルなどの投資家から9000万ドルを調達し、評価額5億ドルを記録したことを考えればごくわずかな金額だ。この売却に際してバーチボックスは、TVショッピングの専門チャンネル「QVC」やウォルマートなど、さまざまな企業に接触したと報じられている。

翻訳=的場知之/ガリレオ

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