その4:ボディーランゲージに留意する。
ボディーランゲージが伝えるメッセージは非常に多く、口に出す言葉と同じくらい重要だ。面接中は、立ち居ふるまいや表情、身ぶりの使い方に十分に注意を払おう。また、背筋を伸ばして座り、しっかりと相手の目を見て話すことも、良い印象を与える上で効果的だ。
どれだけ雄弁に語り、完璧な回答をしたとしても、椅子に座っている姿がだらしないものだったら、良い姿勢で座っている人ほどのインパクトは残せない。同様のことは、アイコンタクトに関しても当てはまる。頻繁に目をそらしたり、自分の手元に視線を落としたりしていると、緊張している、あるいは不誠実だという印象を与えるおそれがある。
その5:具体的で、的を射た質問をする。
採用面接は、会社の側が応募者について知る機会であるのと同時に、応募者が会社の情報を得るチャンスでもある。実際にこの会社で働くとどんな生活が待っているのか、具体的な質問を投げかけることで、応募した仕事に真剣に関心を持っていることを採用責任者に対してアピールできる。
さらに応募者にとっては、今後働く可能性がある職場について、より詳しい情報が手に入るというメリットがある。企業文化やリモートワークの方針など、個人的に重視している具体的なポイントがある場合は、忘れずに面接時に質問しよう。
ただし、1回目の面接で、福利厚生や休暇制度について尋ねるのは控えた方が得策だ。こうした質問は、内定をもらい、具体的な雇用条件を詰める段階になってから行われるべきだ。
その6:面接時の服装でも好感度アップを図る。
面接に臨む際の服装は、その職場のルールに見合ったものを選ぶべきだ。ルールがはっきりしない場合は、ビジネスカジュアルを選択するのが無難だろう。
リモート形式の面接を受ける場合は、自分の背後に映るものにも気をつけよう。これは、面接時の服装と同じくらい大切なポイントとなるからだ。画面に映り込むものがすべてきちんと整理整頓されているか、職場に置かれていたら不適切と判断されるものがないか、入念にチェックしよう。
この記事に挙げた6つのポイントを面接中にすべてクリアすることができれば、面接の次の段階に進む確率を上げ、採用通知の獲得に向けて一歩前進する可能性を高めることができるだろう。