昇給を願い出るときに留意すべき3つのポイント

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切り出すタイミングを見計ろう


働いている会社で従業員の給与見直しが行われる時期を確認しよう。それがわかったら、見直しプロセスが正式に開始する1カ月か2カ月前には、上司に面談を申し込むこと。プロセスが終わるまで待っていたら、変更できる期限を逃してしまうかもしれない。

大半の人は、年に1度の勤務評価を待って給与交渉をしているが、時期は会社や業界によってまちまちだ。もし、あなたの会社に正式な見直しプロセスがない場合には、自分がここぞと思うタイミングで昇給を願い出よう。たとえば、優れた業績を達成したあとや、大きな節目の直後に話し合うのもいい。注目されたプロジェクトで成功を収めたばかりなら、それが交渉材料になるので、話を切り出すには理想的なタイミングだ。

また、話し合いの場を設定する際には、上司が最も理解を示してくれそうなときを見計らうようにしよう。上司が散々な思いをした日や、大口のクライアントを失ったばかりのときは、昇給を願い出るにはふさわしくないだろう。

代替案を準備しておく


考えさせてほしい、と上司に言われるのはいい兆候だ。いつ返事をもらえるのかを必ず確認しよう。「ノー」という答えが返ってきたら、代わりに有給休暇を増やしたり、職位を変更したり、完全な在宅勤務を許可してもらったりなど、別のかたちで取り計らってもらうために交渉できないか考えてみよう。

いずれの場合でも、将来的に昇給を認めてもらうためには何が必要なのかを理解しなくてはならない。希望どおりの給与額を獲得するために自分がやるべきことは何かについて、具体的な目標などを含めて、上司に相談しよう。上司が具体的な話を何もしてくれなかったり、自分と働く意欲を見せなかったりした場合は、転職するタイミングなのかもしれない。

自分は職場で期待以上の働きをしており、そろそろ昇給を希望してもいいと思っているなら、すぐに行動を起こそう。友好的な姿勢で話し合いに臨み、自分の昇給は会社にとって大きな利益となる理由をしっかりと説明すること。自分にはその価値があると自信を持ち、考えをしっかりと伝えれば、報われる日はきっと来ると信じよう。

翻訳=遠藤康子/ガリレオ

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