最悪の上司を持ったことを示す10のサイン

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6. マイクロマネジャー

あなたの上司は、あなたのプロジェクトの詳細を全て理解することに執着しているだろうか? マイクロマネジャーは善意を持っているのかもしれないが、事業の成功や従業員の心の健康に有害だ。リンクトインは、従業員の79%がキャリアの中で少なくとも一度マイクロマネジメントを受けたことがあると報告した。マイクロマネジメントを受けると従業員は仕事に打ち込めなくなり、やる気が下がってしまう。

7. 明確な期待値を設定しない

明確な期待値を設定しなければ、従業員の失敗のお膳立てをするようなものだ。この失敗は、不満を抱えた従業員と離職率の増加につながる。ギャラップが7000人以上の成人を対象に調査を行ったところ、約半数は嫌な上司が原因で仕事を辞めたことがあると判明した。また調査からは、明確な期待値を設定することも従業員の業績を決める重要要素であることが明らかになった。

8. 職場にお気に入りの部下を持つ

上司と同僚が頻繁に昼食を一緒に取っている場面を想像しよう。上司はあなたを秘密の会議やブレーンストーミングから除外している。また、重要な仕事は全て特定の同僚が担当するように見える。この行動は珍しいものではないが、仕事では不適切だ。好みがあるのは人として当然だが、仕事で上司が誰かを優遇していれば有害な環境が生まれる場合がある。

9. フィードバックをしない

仕事がうまく行っているように感じていたのに、年次人事評価でいきなり自分の仕事ぶりが期待値に達していないこと、あなたがチームプレーヤーでないことを知らされた経験はあるだろうか? 本当のリーダーは従業員に頻繁に建設的なフィードバックを与えることで部下が改善の機会を持てるようにし、不意打ちを受けないようにするものだ。

10. 新たなアイデアを受け入れない

聞くことは、効果的なリーダーシップの基本だ。時間が経つにつれ、組織は従業員の体験やフィードバックを受け入れることにさらに重きを置くようになるだろう。聞くことにより信頼関係が構築されるだけでなく、従業員はやる気を持つことができイノベーションが促される。上司がフィードバックを進んで取り入れようとしていなければ、あなたやチームだけでなく会社全体に悪影響が及ぶ。

人は仕事が嫌で辞めるのではなく、上司が嫌で辞めるのだとよく言われる。手遅れになる前にその場を脱出できるよう、ここに挙げた兆候を理解しよう。悪い上司は創造性やイノベーションを阻害するネガティブな環境を作る。

専制的な管理職がもたらす影響はプライベートの生活にも及び、人間関係や健康に悪影響を与えるかもしれない。危険信号を特定する方法を学ぶことで、それに直接対処するか、より良い環境に移る選択肢を持てるようになるだろう。

翻訳・編集=出田静

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