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2021.11.02

【10月第4週資金調達まとめ】神経・精神疾患領域新薬開発のアキュリスファーマが68億円調達

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国内の成長産業及びスタートアップに関する幅広い情報を集約・整理し、検索可能にした情報プラットフォーム「STARTUP DB」では毎週、資金調達のサマリーを発表している。この記事では、10月4週目の“注目のトピック”として選ばれた5件の資金調達について紹介する。

アキュリスファーマ


調達額:68億円
調達先:SB Investment Advisers (UK) (リード) / ANRI / Catalys Pacific / Global Founders Capital / HBM Healthcare Investments / 三井住友トラスト・インベストメント
備考:シリーズAラウンド / SB Investment Advisers (UK)は、SoftBank Vision Fund 2を通じて出資

湘南アイパークを拠点とし、神経・精神疾患領域における革新的な新薬の開発と商業化を行うバイオスタートアップ。

神経・精神疾患領域において革新的な医療手段への橋渡し役となり、患者と家族、医療関係者、社会により良い医療を届けるため、欧米諸国から革新的で優れた医薬品を導入し、開発・販売を担い、さらに疾患を取り巻く様々な課題に対するソリューションを提供している。

2021年10月、SoftBank Vision Fund 2をリード投資家とし、キャタリスパシフィック、HBM Healthcare Investments、Global Founders Capital、三井住友トラスト・インベストメント、ANRIが参加するシリーズAラウンドにおいて、総額68億円の資金調達を実施。

調達した資金は薬品の臨床開発や上市に向けた諸活動に充てられる方針だ。

ライフイズテック


調達額:25億円
調達先:クレディセゾン
備考:海外機関投資家からの出資を含む / シリーズDラウンド

IT教育プログラム「Life is Tech !(ライフイズテック)」を運営するスタートアップ。

「Life is Tech!」は、中学・高校生向けのIT・プログラミング教育サービスだ。同サービスはスマホアプリやWebなど、最新のIT技術やプログラミングを夢中になって学ぶきっかけを提供し、延べ5万2000人以上が参加する国内最大規模のITキャンプ・スクールとなった。

その他にも、オンラインプログラミング学習サービス学校向けオンラインプログラミング教材「Life Is Tech! Lesson」は、全国の100以上の自治体、約1100校の公立・私立学校、約18万人に利用されている。

2021年5月にはシリーズDラウンドとして、クレディセゾンから約5億円、同年9月には海外機関投資家から約20億円の総額25億円の第三者割当増資契約を締結。

今回の増資により、累積調達額は約55億円となった。

今回調達した資金は、個別最適化された学びを実現する学校向けSaaS事業および教材やプロダクト開発、ならびに人材採用に充当する予定だ。
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文=STARTUP DB

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