コロナ禍で若者に流行したものとして、サウナやシーシャもありますが、いずれも「ととのう」というキーワードがあり、CBDもそれらと同様に人生をより豊かにするためのアイテムとして考えられているのかもしれません。売れている製品としては、美容や健康志向の方に使われているCBDオイル、若者のカルチャーとしてVAPEなどがあり、最近では化粧品もあります。ペット用品も注目度が高まっています。
しかし、日本ではまだまだアーリーアダプター層が中心である印象も受けるのも事実です。ここからキャズムを超えるためには、大企業による市場拡大が欠かせません。
大企業は、法律的なリスクを恐れて上市には至っていないのが現状です。国にルール整備をしてもらうためには、法改正と適切なガイドラインの運用が必須となります。昨年から厚労省内で「大麻等の薬物対策のあり方検討会」が開催され、医療大麻の解禁、部位規制の撤廃、成分規制の導入、大麻使用罪の導入などについて話し合われています。
今年にはCBD議連(正式名称:カンナビジオールの活用を考える議員連盟)も創設され、弊社はCBD事業者代表として提言書を提出させていただきました。
近い将来、大麻取締法の改正も見込まれており、日本のCBDの行方は未知数ではありますが、このコラムを通じた情報発信で、正しいCBDの認知を拡大していければと思います。