アマゾン、TikTokのコネクテッドTV用アプリを米国で独占配信へ

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アマゾンは11月1日、同社のFire TVのユーザーが、テレビでTikTokの動画をストリーミングする際に用いるコネクテッドTV用アプリの米国での独占配信権を獲得したことを発表した。

このTV用アプリでは、米国とカナダのユーザーがFire TVのリモコンやAlexaの音声コマンドによって、テレビ画面上で、TikTokのアプリを操作できる。アマゾンは、フォーブスの取材に対し、同社とTikTokが今回の契約で何らかの収益分配契約を結んだかどうか、あるいはアマゾンがTikTokの番組の独占権を購入したかどうかについてのコメントを拒否した。

アマゾンは、このTV用アプリの米国での独占権を獲得したが、アップルのユーザーは、今後もiOSやMacOSの画面をテレビにミラーリングして、TikTokの動画をテレビ上で楽しむことができる。

TikTokのコネクテッドTV用アプリは、Google TVでも利用可能だが、英国、フランス、ドイツのみで提供されている。

アマゾンは、コネクテッドTVをAlexaに対応するスマートホームサービスやデバイスのハブにすることを目指しており、9月に同社初のコネクテッドTV「Amazon Fire TV Omni Series」と「Amazon Fire TV 4-Series」を発表した。これらのテレビには、Fire TVのインターフェースが内蔵されている。

一方で、TikTokは9月に月間アクティブユーザー数が10億人を突破したと発表した。ロックバンドのU2は、11月2日にTikTokに参加し、彼らの楽曲をアプリの音楽ライブラリーに追加した。TikTokのユーザーは動画のBGMに、U2のヒット曲を使用できる。

編集=上田裕資

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