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コーチング

Sansan人事部 Employee Successグループ 三橋 新さん(左)

コーチングを提供する「コーチ」とは、どんな存在なのだろうか。どんなきっかけでコーチになり、日頃どんな活動をし、どんな課題や目標を抱いているのだろうか。

その実情を探るべく、現職のコーチ複数名にインタビュー。まずは、Sansanの人事部に所属し、「社内コーチ」として社員の方々にコーチングを提供している三橋新さんを取材しました。


──コーチングとの出会いについて教えてください

Sansanへは、2009年に営業として入社しました。社員数がまだ少ない頃で、周りには、事業立ち上げ経験が豊富な人、営業が得意な人、人事のエキスパートなど、個性的でプロフェッショナルな人が多かったんです。間近でプロの仕事に触れ、「自分は全ての項目で60点くらいだ……営業のプロになれない」と挫折を味わいました。

一方で、自分も何か専門の領域で新たな価値を生み出したいという気持ちが強くなり、部署を転々としました。その先々で、目の前の業務に集中しながらも、自分がワクワクすることや好きなこと、自分の強みってなんだろうと数年かけて探していきました。

そんななかで、ある役員から、「お前の強みは、周りの人をcomfortableにさせる力。落ち着かせる能力だ」と言われたんです。それ以前に、寺田社長からも「三橋はコーチングとかいいんじゃないか」と声をかけてもらったことがありました。

意識してみると、自宅には妻の持っていたコーチングの本があり、それらが自分の中で結びついたんです。図書館でさらに本を探り、「相手の可能性を信じる」という考え方に感銘を受けたことがコーチングを始めるきっかけになりました。

──その出会いから、社内でどのような展開をされたのでしょうか?

振り返ると、あまり戦略的ではなかったですね。「まずはやってみよう」という考えでした。社内の人にコーチングをし始めたのですが、それも、コーチングスクールで学んだことを近くの人に試したい気持ちで、隣の席の人に体験セッションをする感じでした。

近くにいる困っている人を助けたいという気持ちもありましたね。Sansanはベンチャーとして高い目標を掲げて個人も会社も成長していくという文化なので、その中で挫折したり悩んでいる人の役に立ちたいと思いました。

その頃、自分もコーチを付けてコーチングしてもらっていたのですが、当時のコーチから「社内でコーチングを普及させるには社長の影響が大きそうだ。そこに当たるしかない」と後押しされ、社長にもコーチングしました。今思うと、スキルなど未熟な部分も多かったですが、「自分の話を徹底的に聞いてもらう」という体験は提供できたように思います。

文=松村映子

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