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最先端の経済誌「Forbes JAPAN」の記事紹介

2020年から続く異常事態のなか、スポーツ界ではさまざまな“記録”が打ち立てられた。

サッカー選手が史上最高額の契約を結び、女性アスリートが史上最高年収を更新。NBAの選手平均年収が過去最高を記録。総収入が1億ドルを超えたアスリートが過去最高の4人に(これまで単年での最高記録は3人で、過去にこの偉業を達成したのはロジャー・フェデラー、フロイド・メイウェザー・ジュニア、ネイマール、マニー・パッキャオ、タイガー・ウッズのみ)。

昨年のコロナショックで選手の平均収入は一時的に落ち込んだものの、今年は早くもV字回復を遂げている。選手の副収入に至っては影響を受けるどころか、この10年でほぼ倍増していることが下のグラフからもわかる。

競技別に見ると、稼ぎのよい選手は圧倒的にアメリカンフットボールに多く、ランキング上位50人のうち18人はNFLの選手だ。

上位50人の国籍は17カ国にのぼるが、34人が名を連ねる米国以外で、複数の選手がランクインしたのはフランス(サッカー選手のキリアン・ムバッペとポール・ポグバ)だけだった。

もちろん、コロナの影響で収入が激減した選手もいる。メキシコのボクサーで「世界一稼ぐミドル級のカネロ」ことサウル・アルバレスは、5月の1試合が中止になったせいで、3000万ドル(1ドル110円換算で約33億円)のファイトマネーを逃すことになった。

チームスポーツでは、開幕が延期になったMLB(メジャーリーグ)が最も大きな打撃を受けた。米国の四大プロスポーツ全体では、損失は141億ドル(約1兆5510億円)に達するとみられる。

観客のスタジアム離れも懸念されるなか、米フォーブスのスポーツ担当チームが「空気を変える切り札」として挙げるのが、東京オリンピックだ。あの高揚感と一体感が、人々のスポーツへの関心を呼び覚まし、ファンをスタジアムへ連れ戻してくれるに違いないと期待をかける。

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選手が競技以外で得た収入(エンドースメント契約料、イベントなどの出演料、サイン入りボールなどのスポーツメモラビリア、ライセンス料、その他のビジネス活動)の総額。各年の高所得アスリート上位50人が対象。



文=ブレット・ナイト、ジャスティン・バーンバウム イラスト=ジャック・ダリー

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