「当社のサービスのユーザーの年齢層は40〜60代なので、私は年齢を尋ねられることが多い」とヘンリーは話した。ヘンリーとコーは、それぞれ2018年と2017年のフォーブスの「30アンダー30」に選出されていた。
年上のメンバーの言いなりになるな
コーの場合は、直接的に年齢を聞かれることはほとんどないが、それは彼女が女性だからだと思うと話した。
ヘンリーとコーは、仕事の経験を優先してイノベーションを生み出す発想を阻害してはならないという点については、意見が一致した。特にB2B企業の場合、顧客企業には考えが凝り固まったベテラン経営者が多いため、スタートアップは斬新な発想を生み出す若手の起用が大事だという。
「会社を設立して間もない頃、我々はフェデックスやUPSなどの大手企業出身者を積極的に採用していた。その結果、初期の幹部社員の年齢は私の2倍以上となり、このままではまずいことに気が付いた。創業者は、自分より年齢が上の、経験が豊富なメンバーの言いなりになってはならない」とヘンリーは語った。