ビジネス

2021.11.02

メタ(旧Facebook)が計画中のスマートウォッチの画像がリーク

Meta watch

フェイスブックから社名を変更したメタが発売を計画中とされるスマートウォッチの画像がリークされた。このニュースを最初に報じたブルームバーグによると、この画像はフェイスブックが9月に発売したスマートグラス「Ray-Ban Stories」の専用アプリ内から見つかったものだという。

現時点では、メタが発売するスマートウォッチが、実際にこのようなデザインになるかどうかは定かではなく、このデザインが、大まかなスケッチである可能性もある。しかし、この画像は、同社が計画中のウォッチを知るための手がかりとなる。

注目ポイントの一つは、画面下部の小さな半円形の切り欠きの中にカメラが設置されていることだ。他の人気スマートウォッチに、装着者の方を向いたカメラは搭載されていないため、このカメラは大きな差別化要因になりそうだ。


このカメラの用途としては、動画のライブストリーミングや友人とのチャット、自撮り写真を素早く投稿するといったものが考えられる。しかし、動画を扱う上では技術的な課題もあり、Bluetoothのデータ転送速度がまだ比較的遅いため、ウォッチ本体で4Gまたは5Gのモバイルデータ通信に対応するか、Wi-Fiベースで携帯電話と接続する必要がありそうだ。

また、このウォッチの画面は丸みを帯びた正方形で、最新のアップルウォッチのシリーズ7ではなく、旧型のアップルウォッチに似ている。さらに、上部にはボタンらしきものが搭載されており、これはシャッターボタンとして使用される可能性がある。

フェイスブックのスマートウォッチについての噂は、6月にThe Vergeが記事化しており、前面に2つのカメラが搭載され、背面にもカメラを持つデバイスが、来年夏にリリース予定とされていた。また、背面には心拍センサーが搭載され、フィットネスウォッチとしての機能も期待できるという。

このような未発表のウォッチや、スマートグラスのRay-Ban Storiesは、フェイスブックにより若いユーザーを取り込むためのデバイスとも考えられる。フェイスブックは先週、インスタグラムや、ワッツアップ、フェイスブックを傘下に持つ企業であるメタに社名を変更した。

編集=上田裕資

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